デジタル人材事業実績

サイエンスに基づいたマーケティングで事業を加速。
業界のリーディングカンパニー

株式会社シャノン

マーケティング戦略コンサルティング部

プロジェクト・エグゼクティブ 兼 BPO部 部長 柳澤 俊光 氏

株式会社シャノン様はMA(マーケティングオートメーション)のサービスを中心に、数々のマーケティング支援事業を展開しています。

テクノロジーとサイエンスに基づいた再現性の高いマーケティング施策を追求し、クライアントの課題解決に貢献。シャノン様が提供するMAツール「シャノンマーケティングプラットフォーム」は導入社数が700社を超えるなど、マーケティング業界のリーディングカンパニーとして注目を集めています。

エクストリームからはシステム開発を行う「プロジェクトマネジメントチーム」およびシステムの保守・運用を行う「アカウントエンジニアチーム」にクリエイターが参画しています。また、弊社からのメンバーがシャノン様に常駐するだけでなく、システムやアプリ開発をエクストリーム社内で行う「受託開発」も行っております。

今回はマーケティング戦略コンサルティング部の柳澤様に、エクストリームに依頼するメリットや両社の関係性、シャノン様が目指す展望などをお聞きしました。

エクストリームのデジタル人材を利用するメリットとは

- シャノン様の事業について、特長を教えてください。

「シャノンの事業領域の中心であるMAツールは多くのお客様にご愛用いただいている一方、プロダクトファースト型のお客様の場合は根本的な課題が解決できない場合もございます。その際にコンサルティングを行って戦略をご提案するのが、私が所属するマーケティング戦略コンサルティング部です。お客様の課題を分析し、目的達成のためのロードマップや中期経営計画の作成など、マーケティング領域のノウハウを活用して『売るための仕組み』を作るお手伝いをさせていただいております。

他社のコンサルティングファームと異なる特長として、ロードマップを実現させるための具体的な施策を実行する『執行フェーズ』を提供している点が挙げられます。例えばシステム開発が必要なら、他社製品の組み込みからゼロベースのスクラッチ開発まで、お客様ファーストの最適なシステム開発を提供しています」

- エクストリームと取引を始めた経緯について教えてください。

「先ほどご説明した弊社のコンサルティングサービスへのご依頼が急増したことがきっかけです。お客様同士、特に経営者の方からの口コミが広がった結果、弊社のキャパシティを超えてしまい、新規案件をお断りせざるをえないほどの状況に陥ってしまいました。特に課題になったのが、システム開発や運用を担当するデジタル人材のリソース不足です。この課題を解消するため、2017年にご相談したパートナー企業のひとつがエクストリームです。プロジェクトに必要な人材に参画してもらったところ、弊社の事業モデルと相性がとても良いことがわかりました」

- どのような点がシャノン様の事業モデルと相性が良かったのでしょうか。

「弊社がお客様にご提案するソリューションが多岐にわたるため、プロジェクトに必要なスキルセットもとても幅広くなります。例えばマーケティングのチャネルとして『デジタル広告ではなく紙媒体が効果的』という分析結果が出た案件では、ゼロからフリーペーパーを制作、発行したこともあります。同様に、お客様へご提案するシステムも多種多様なため、開発に求められるスキルセットも幅広くなり、自社だけで人材を揃えることが非常に難しくなってきました。そのような中でもエクストリームからは多種多様なプロジェクトの内容に対して、常に適切な人材をご紹介いただけるので、自社で採用するより柔軟性が高く、採用コストも節減できました。弊社の事業が拡大すると共にエクストリームから来ていただくクリエイターも増員となり、今に至るまで関係性が続いている状況です」

シャノン様と委託先をつなぐブリッジSEとして、エクストリームの人材が活躍

- エクストリームから参画しているメンバーの担当について教えてください。

「システム開発を行う『プロジェクトマネジメントチーム』とシステムの保守・運用を行う『アカウントエンジニアチーム』どちらにも参画していただいています。PMやPMの補佐、エンジニアならフロントエンドからサーバーサイドまで、まさに上流から下流まで各セクションで業務を担当してもらっています」

- 特にメリットを感じる部分はありますか。

「弊社と外部Sierとの間を取り持つブリッジSEとしての役割を果たしてくれるのは大きなメリットですね。シャノンと委託先の間にエクストリームのエンジニアが入って技術的な調整をしてくれるので、スピーディーな開発が実現できます。成果物の納品を依頼する請負契約とは違い、エクストリームはシャノンと同じ立ち位置でプロジェクトに参画してもらえるため、弊社のシステム開発において大きな転換点になったと思います」

エンジニア自ら人材を提案し、現場の課題解決をサポート

-エクストリームのエンジニアが人材のアサインも提案しているとお聞きしました。

「はい、その方は6年ほど弊社のプロジェクトに参画していただいており、エンジニアとして開発を担当していますが、エンジニアの業務に加えて、弊社に足りないスキルを持った人材を常に提案してくれるので、非常に助かっています。こちらから相談する前に弊社の課題をキャッチアップし、カバーできる人材をご提案してもらうことも多いですね。他社から来ていただいているスタッフの場合は『私たち現場スタッフは開発のことしかわからないので』とコミットを渋る方が多いので、弊社もそこは割り切ってマネジメントしていました。その点、エクストリームから来たスタッフは、弊社の社員と変わらない熱意で現場を改善しようと動いてくれますし、相談から提案までのスピード感も抜群です。仮に100%要件を満たすスタッフが見つからなかった場合でも代替案を提示してくれるので、結果的に弊社に参画するエクストリームの人材が増えていきました」

- 他のエクストリームのスタッフの働きぶりはいかがでしょうか。

「細かいチェックが得意な方、作業スピードが速い方など個性も様々で、適材適所のチームビルディングができていると感じています。アカウントエンジニアチームからも『保守・運用業務は採用に苦労するので、エクストリームからスキルの高い人材が来てくれてありがたい』『プロジェクトリーダーが外出する際も滞りなく運用できる』との声が挙がっています」

デジタル人材と受託開発を併用して開発を効率化

- 2021年より、システムやアプリ開発をエクストリーム社内で行う「受託開発」もご利用いただいています。

「弊社が企画開発や要件定義、全体ディレクションなど骨幹となる部分を担当し、開発業務をエクストリームの社内スタッフに行っていただいています。EPARKなど大型プラットフォーム運営のノウハウをお持ちなので、依頼する上でも安心感がありますね」

- 外部にシステム開発を委託する際の判断基準は何ですか。

「外部のSierに開発を委託する際の懸念点が、委託先がブラックボックス化してしまうことです。コミュニケーションのレスポンスが悪かったり、委託先の内情に左右されてしまったりと、弊社の経験でも『ヒヤリハット』的なケースが何度も発生していました」

- そのような事態を防ぐために工夫されている点はありますか。

「エクストリームに委託する場合はシャノンに常駐しているエクストリームのエンジニアの方に、シャノンとエクストリームの本社をつなぐブリッジSEとして動いてもらっています。同じ企業のスタッフ同士なのでコミュニケーションがスムーズで、こちらからの質問にすぐに答えてもらえます。シャノン内部から見ていても、チャットツールや電話、営業スタッフ経由の連絡など、積極的に本社側とコミュニケーションを取られている様子がよくわかるので、安心して委託できます」

-「デジタル人材」と「受託開発」を併用するメリットは何ですか。

「大規模プロジェクトなら『委託先本社の開発部隊 + 弊社常駐スタッフによるブリッジ』というチーム編成が当たり前なのかもしれませんが、弊社が携わる規模感のプロジェクトだと予算的にこうした体制が難しいのが現状です。そのような中でもエクストリームにお願いすれば理想的なチーム編成で開発を進められます。これはデジタル人材と受託開発、両方のソリューションを併用しているからこそ得られるメリットだと思います」

「MAのシャノン」から「マーケティングのシャノン」へ!

-シャノン様から見たエクストリームの印象を聞かせてください。

「エクストリームに対してゲーム系企業という印象を持っている方が多いかと思いますが、弊社はITシステムのプロジェクトでお付き合いが始まり、今日までサポートしていただいております。なので、私達からすると『IT企業のエクストリーム』として、非常に心強いパートナーのように感じています。相談すれば必ず何かしらのご提案をいただける安心感が、他の会社と異なる部分なのではないでしょうか」

- シャノン様の今後の展望について教えてください。

「先ほど、弊社から見たエクストリームのイメージを『IT企業のエクストリーム』と表現しましたが、同様に現在のシャノンは『MAのシャノン』として市場に認識されていると思います。しかし、今後はMAだけではなく、マーケティングの課題に総合的に応えていく『マーケティングのシャノン』となるべく、体制強化を急いでいます。具体的には広告領域やCMS、Web運用など、マーケティングに隣接する分野までサービスを拡充させているところです。

『テクノロジーとサイエンスに基づいた再現性の高いマーケティング』という弊社の取り組みは多くのお客様に貢献できると信じていますし、マーケティング市場全体を活性化させることも私たちの責任と考えております。その未来像を実現していくために、今後もエクストリームにご協力いただければ幸いです」

≪エクストリーム 担当者より≫
柳澤様、貴重なお話をありがとうございました。IT技術の力でマーケティング市場の活性化に取り組むシャノン様に対し、今後もお力添えをさせていただきます。

*本インタビューは2022年12月6日に実施されました。

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