デジタル人材事業実績

お客様に最適なソリューションを。柔軟な組織力で実現するフルスクラッチ開発

株式会社CSMソリューション

ソフトウェア本部 SW統括部 統括部長 沖村 眞治 氏(左)

ソフトウェア事業部 ソフト2部2課 課長 柴田 拓郎 氏(右)

お客様のシステム開発を長期担当する独自のカルチャー

- CSMソリューション様の事業内容について教えてください。

沖村「弊社はハードウェアであるデバイスの試作・量産から、そこに搭載するファームウェア、ソフトウェアの開発まで受託しています。さらに昨今では、AWSなどのクラウドサーバー構築や保守・運用などもおこなっています。 ハードウェアからファームウェア、ソフトウェア、インフラまでをワンストップで受けられるのが特長です。」

- 御社の事業における強みについて教えてください。

沖村「ソフトウェア本部では製造業を始めとするお客様向けのシステム開発を強みにしています。生産管理や在庫管理などの業務システムをフルスクラッチで多数開発して参りました。デバイス自体も自社で作ることができますので、ソフトウェアとデバイスを連携させたシステムを作れることも強みです。」

- 製造業向けというと、競合も多いのではないですか。

沖村「そうですね。競合となる他社様は数多くありますが、弊社は一度受注したお客様からリピートいただける割合がとても多く、全体の約8割のお客様は、二回目以降の開発も任せていただいております。新規で受注を獲得するために、競合との価格勝負が避けられない場合もありますが、単純に請けたものを言われた通りに作って終わるのではなく、フロントに立つエンジニアがお客様の業務内容や課題を理解した上でお客様にご提案しながら開発をおこなうため「次の開発もよろしくね」とご継続いただくケースが多いです。

- お客様の業務を理解したシステム開発とは具体的にどういったものなのでしょうか。
沖村「まず、お客様の事業の業務分析から始まり、一から開発する手法をとっています。時間はかかりますが、特定の業種や固有の業務プロセスをお持ちのお客様には、受け入れていただきやすいと言われています。」

- 製造業の中ではどういった業種に強みがありますか。

沖村「最も多く開発実績があるのは、製薬会社様向けのシステム開発です。製薬工場のライン制御の開発などを長くやらせていただきました。他にもタイムカードの電子化や勤怠管理システムの開発も行ってきました。特殊な例でいうと印刷業の受発注システムも業界特有の仕組みがあり、それに合わせたシステムを開発しないとならないので、出来合いのパッケージシステムだとうまく動かないことがあるため、フルスクラッチで開発したいというご要望をいただいております。」

- CSMソリューション様は1977年創業と聞いています。ベテランの方も多いと思いますが、開発カルチャーの特色はありますか。

柴田「大手の企業様と比べると、ガチガチに決め事をして進めるような体質ではないと思います。ウォーターフォール型の開発であっても、柔軟に対応できる場合が多いです。また、そうしたやり方に慣れていたり、良さを理解できる方が多いと思います。また、長くお付き合いしているお客様が多いため、きちんと作業範囲や仕様を決めて着手するというよりは、作りたいように作るという裁量を持たせていただけている場合が多いです。たとえば若手の社員に『これ、ちょっと手強いけど作ってみない?』と持ちかけてスタートすることもあります。そのためエンジニアも、作らされてるというよりは、自分たちで作っているという感覚を持ちやすいかもしれませんね。」

沖村「そうですね。仕様が初めから決まってると、それに沿って作らされているという気持ちになると思います。ある意味、アジャイル型に近いカルチャーと言えるのかもしれません。手間や時間がかかることもあるかもしれませんが、何の役に立っているか分からないものを作るのではなく、使い勝手などを工夫して、お客様に喜んでいただけることに意義を感じる方が多いです。」

開発現場で生きるエクストリームスタッフの「コミュニケーション力」

- エクストリームのスタッフは、どのような業務を担当していますか。

柴田「今はRFID(注:電波を用いてICタグの情報を読み取る技術)のソリューション開発をお願いするケースが多いです。機器の制御やWebブラウザで参照できるソフトウェア開発をしていただいています。エクストリームのスタッフは得意分野の業務はもちろん、それ以外にもやったことない領域にもチャレンジしてくれるなど、柔軟に対応していただいてるので、非常に助かってます。 」

- CSMソリューション様へ参画している、エクストリームのエンジニアについて働きぶりはいかがでしょうか。

柴田「今弊社に来ていただいてる方は、コミュニケーションが上手な方が多いですね。普段のコミュニケーションもそうですが、ちょっとした雑談や、業務外のレクレーションにも積極的にご参加いただいています。飲み会にもよく来てくれますよ。(笑)
また、弊社の場合は、繁忙期だけ来て欲しいというスポットではなく、長期で来てもらいたいというニーズがありますので、その点からもエクストリームのスタッフは長く来てくれているのでぴったり合っていますね。」

- 現在、社員と外部人材の割合はどれくらいでしょうか。

柴田「東京本社の中ですと、弊社社員1人に対して外部人材は1.5〜2名ほどで、外部人材の割合が多いです。」

- 外部人材にはどのような事を期待していますか。

柴田「スキル云々というよりは、同じ仲間という意識でいてほしいですね。同じ目線でプロジェクトに取り組むというのはもちろんのこと、その方が持ってるスキルを広めてくれると非常にありがたいです。また、ご自身もプロジェクトを通して成長につながる動きをしてくれることを期待しています。
また反対に、内部の人材にしかできない仕事というものも定めていません。たとえば現在は、外部の方にリーダーをしてもらおうとして動いてるチームもあります。外部の方でも特有の知識や経験を持つ人材がリーダーになる方が、いいチームになる可能性はありますよね。
リーダーはただの役割であり、上下関係ではないですから、積極的に情報共有をしたり意見を言い合ってほしいと思います。」

データ活用へ拡がるCSMソリューションの展望

- 御社の今後のビジョンを教えてください。

沖村「これまでは主に製造業のお客様を中心にフルスクラッチの受託開発を行ってきましたが、今後は自社パッケージのビジネスもやっていくことになります。また、これまでは主にPC上でのみ動くシステムを開発してきましたが、今後はマルチプラットフォームのシステムを提供していきます。さらに、クライアント・サーバー型のシステムからクラウド型システムへの移行も増えてきていますので、貯まったビッグデータの活用を行う分野へも進んでいきたいと思います。こうした分野に知見のある人にはぜひ来ていただきたですね。

- 業界でいうとこれまで通り製造業界でしょうか。

沖村「その中でもメディカルヘルスケア分野です。コロナ禍でリモート診療が話題になりましたが、コロナ禍以前からも、人口の少ない地域に対してどのように医療を成立させるかという課題提起はされていました。こうした課題に対して、国や地方自治体が中心となって解決を主導していると聞いています。われわれは電子カルテのシステムを扱っていますので、データ規格を統一し、患者のデータをそれぞれの医療施設で共有できるようになることで、どんな地域にも総合的な医療が提供できる仕組みづくりに貢献できるのではないかと思っています。」


- 今後エクストリームに期待する点はありますか。

柴田「リーダー候補になれる人がほしいです。長くいていただいて、メンバーの面倒を見てくれたりチームを率いるプロジェクトを動かせる人がいるといいですね。こうした人材はもちろん内部でも育成を試みていますが、大変難しい上に時間もかかります。それを補っていただける方だとありがたいです。」

- 沖村様、柴田様、ありがとうございました。今後も弊社のデジタル人材が最大限のサポートをさせていただきます。

※本インタビューは2024年2月に実施されました。本文中の情報は取材当時のものになります。

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