extreme池袋さんぽ 第5回

「池袋防災館」で防災体験レポート

#SDG's

皆さんこんにちは。エクストリーム広報担当です。

 

エクストリーム本社がある豊島区池袋の気になるスポットを紹介する「extreme池袋さんぽ」シリーズ。

第5回目は、東京消防庁の防災体験施設「池袋防災館」で防災に関する知識と地震や災害時のシミュレーション体験をしてきました。

 

▲池袋防災館

 

池袋駅西口から徒歩5分。「池袋防災館」は池袋消防署の4.5Fに併設されており、企業の社員研修や地元池袋の町会・自治会の防災訓練などにも利用されています。

 

今回は、インストラクターの方が案内してくれるツアー方式の「基本コース(1時間40分)」に参加しました。

「基本コース」では地震、消火体験、煙体験の3つの体験に加え、防犯ビデオを見て災害が起きる仕組みや起きた時に取るべき行動などを学習していきます。他にも「ショートコース(50分)」(※現在休止中)や夜間の発災を想定した「ナイトツアー(1時間40分)」なども開催しています。各コースの詳細や混雑状況、申し込み予約は「池袋防災館」HPより確認できますので是非ご覧ください。

 

それではextreme池袋さんぽスタートです!

 

早速体験!の前に、まずは視聴覚教室で東日本大震災時のドキュメント映像を視聴。

 

 

 

 

ドキュメント映像では、地震が起きるメカニズムから東日本大震災の当時の様子をはじめ、日本で起きた歴史的な災害の様子、そしてそこから学んだ事、今後に向けてどのように活かしていくかなどを20分ほどかけて学習します。

 

視聴覚教室でのドキュメント映像を観たあとは「消火」「煙」「地震」の3つのコーナーでシミュレーション体験を行います。

 

▲消火コーナー

 

まずは「消火コーナー」で消火器を使った消火体験。

インストラクターさんから、燃焼を引き起こす要素や火事に遭遇したらどうすればよいか?などのお話を聞き、消火器の種類や使い方を教えていただきました。(訓練で使用する消火器は循環した水を使用している水消火器)

それでは消火体験に挑戦してみましょう!

 

火事を発見したらまずは、大きな声で叫ぶ!火事が起きている事を周囲の人へ伝えるために文字通り「お腹の底から」大きな声を出して危険を知らせます。大声が出せない場合は、物を叩いて大きな音を立てることも有効だそうです。

 

▲スクリーンに投影された炎

 

▲姿勢を低く、足を開いて、落ち着いて火元を狙う

 

次に消火活動。消火器を使う際は順番が重要です。よく間違えてしまうのはピンを抜いてレバーを握ってしまう事。ホースが暴れて、しっかり火元に当たらないことが多いそうです。

 

「ピン!ホース!レバー!」と言いながら

①ピンを抜いて、②消火したい対象物へホースを向けて、③最後にレバーを握る。

 

燃える炎が投影されたスクリーンに、消火器で水をかけて消火します。自宅や職場などで目にはしていた消火器ですが、実は初めて使用しました。消火器が有効なのは炎が天井に届くまでの初期消火。正しい使い方を知っておくことが大切ですね。

 

▲煙コーナー

 

続いては「煙コーナー」で火災時の避難体験。

 

まずは、火災が起きた場合の行動について、職場のビルや集合住宅、一軒家など自身の生活している環境で火災が発生した場合どうやって避難したらよいか?などのお話を聞きました。

 

目の前で炎が燃え上がっていたら急いで逃げなければ!と思いますが、煙だけ見ても危機感を覚える人が少ないそうです。しかし、火事において炎と同じ位危険なのが煙だそうです。貴重品や持ち出す物に気を取られず、身体一つですぐに避難することが重要。煙は高いところへ昇っていくので、煙を吸わないようなるべく姿勢を低くし、鼻と口にハンカチを当てて避難することがポイントです。

 

それでは、早速、体験してみましょう!

 

▲ポスターの絵は近距離でやっと確認できるほど

 

「避難を開始してください」とアナウンスを聞き、扉を開けると煙が充満した部屋は、思っていたよりも視界が悪く、ぼんやりと見える誘導灯の明かりを頼りに進んでいきます。しばらくすると、マスクとハンカチを口に当てているにも関わらず鼻をつく煙のにおいに驚きました。(訓練用に身体に無害な煙を使用しています)

 

姿勢を低くする目安は大人で120cm以下。膝や手を床につくとガラスの破片などで怪我をしてしまう恐れがあるので、

腰を屈めて進みます。これは、なかなか苦しい体勢です。やっと外の光が見え、ドアを開けて外に出たら体験終了です!

 

訓練とわかっていても外に出た瞬間は助かった!と深呼吸してしまいました。

落ち着いて行動できるように職場や住宅での避難方法や経路などを日頃から確認しておくと良いですね。

 

▲マンションやアパートなどでは「避難はしご」の位置も確認しておくと安心

 

▲地震コーナー

 

最後は「地震コーナー」です。

 

まずは、地震が起きるメカニズムや事前に備えておくべきこと、揺れが発生した際に取るべき行動について大きなスクリーンに映し出される映像をみて学習します。

 

▲地震を体験できる装置

 

学習を終えたあとは、東日本大震災の際に東北地方で発生したマグニチュード9.0、震度7の揺れを体験します。インストラクターの方から、揺れを感じたら頭を抱えて小さく「ダンゴムシのポーズ」を取る事がポイントだとアドバイスを頂いていざ乗り込みます!

 

▲東北地方の映像がスクリーンに投影。まだ映像を観る余裕もある

 

しばらくするとガタガタと揺れ始めます。両手をついていても左右に揺られて、なんとか手を伸ばしてクッションを手に取り、頭を守りポーズをとります。揺れの強弱がランダムな震度7は想像以上で自分を支えるので精一杯でした。

 

▲ダンゴムシのポーズ

 

装置は横揺れだけの再現ですが、実際の震度7は縦揺れもあったそうです。

室内では棚などが倒れてくる可能性もあるので机の下にもぐり、身を守る事が重要です。屋外で地震に遭遇した場合は、カバンなどで頭を守り姿勢を低くすることが大切になります。

 

今回紹介した他にも、「救急コーナー」(救急コーナーと視聴覚教室は選択となります。)では心肺蘇生やAEDの操作方法の体験も行えます。

 

 

 

※地震体験は3歳以上、消火体験は小学3年生以上、応急救護体験は小学4年生以上の年齢制限あり。

 

今回は「池袋防災館」について防災体験レポートをお届けしました。池袋防災館では、国籍、世代、年齢を問わず、防災について楽しく学ぶことが出来ます。外国人の方や親子での参加も可能ですので、いざという時の為に皆さんも是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

池袋防災館:https://tokyo-bskan.jp/bskan/ikebukuro/

 

団体様は必ず予約を、個人様はスムーズに体験するためにも予約がおすすめです。

体験申し込みについて:https://tokyo-bskan.jp/bskan/ikebukuro/#guide

 

今後も豊島区池袋の気になるスポットをご紹介していきますので、お楽しみに!

この記事を書いた人

Yasuko

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