日々の業務を効率化しよう!Pythonでできる自動化

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私たちが日常的に行う業務の中には単純なものから、高度なものまで、繰り返しのようなルーティン作業が含まれていることもあるでしょう。こうした作業を早く、正確に行うためには、様々な方法があるかと思いますが、もし作業の自動化を進めることができれば、今までに業務に充てていた時間をより有効的に使い、生産性向上に繋げられます。今回はPythonを用いて自動化できる作業について紹介していきます。

 

 

■なぜPythonなのか

Pythonは汎用性の高いプログラミング言語です。HTTPリクエストの送信から、APIとのやりとり、データベースの読み込みや管理まで様々な作業が可能です。生産性を向上することや、ビジネス上の問題を解決したり、実用的なニーズを満たすプログラムを素早く作成できます。Pythonで自動化するメリットとして、以下の点が挙げられます。

 

・文法がわかりやすくて学習しやすい
・無料で導入できる
・ライブラリーが豊富に存在し、様々なことに応用できる

 

■Pythonにできる自動化の例

<情報収集・調査>
Web上の情報をクローリングやスクレイピングを通して、自動的に取得する事が可能です。クローリングはWebサイトの情報を収集する事、スクレイピングは欲しい情報を抜き出し加工することを指します。これらの手段を活用することによって、例えば、特定の商品を買うターゲット傾向を調べる、また競合他社の現状を把握する、というようなマーケティングのための傾向調査や競合調査にも活用できます。ただ使用方法によっては著作権などの法律に抵触する可能性があるため、それぞれのWebサイトの利用規約を守りながら慎重に行う必要があります。

 

<ブラウザの自動操作>
定期的に実行する単純作業の自動化が可能です。ブラウザで行うクリック操作やキーボード入力などを、Pythonのプログラムにより自動で操作できるようになります。具体的には、よく使用するサイトへの自動ログインやデータのダウンロード、勤務時の打刻をよりスムーズなものにするなど、日常の細かな作業の時間短縮ができます。また、自動化することにより、誤入力など人為的なミスの削減にも繋がります。

 

<データの可視化>
集めたデータを自動的に可視化することも可能です。散布図、ネットワーク図、ヒストグラムなどを簡単に作成するなど、可視化することにより、特定のデータ同士の相関関係の出力やデータの特異点を容易に見分ける事ができます。自社のサービスや商品にまつわるデータを常にビジュアライズしておくことにより、成果がわかりやすくなり仮説立てや施策の実施、効果検証のスピードを早める事に貢献します。

 

 

<データの分析>
収集したデータの分析にも役立ちます。スクレイピングによって取得したデータを、外部パッケージを導入することにより機械学習させ、Excelの自動操作によりスムーズにデータを解析できます。また、大量のテキストデータから言語解析を行い出現回数が多い単語のみを自動的に抽出したり、商品のレビュー分析を行いユーザーニーズ調査を行ったり、分野毎のトレンド分析をしたりなど、様々なデータ解析が可能となります。

 

<画像解析や画像処理>
画像の構成を解析し、特定情報の抜き出しや、画像加工などの処理を自動化できます。具体的にはプライバシー情報を削除したり、特定の人物の顔を認識して顔認証を行い消費者の購入商品を自動的にカテゴライズしたり、画像の特徴を探し出し似たような画像を複数抽出することなどが可能となります。

 

<外部アプリ連携>
Web APIを提供しているサービスと連携し、外部アプリケーションのデータを利用できます。これにより、API提供サービスから情報収集を行なったり、プログラム上から操作したりなどが可能に。具体的には、Twitterで自分や他人のツイートをデータとしてダウンロードしたり、Slackで他のAPIと組み合わせて特定のキーワードが出現した際に通知を送るなどが可能となります。現在ではほとんどのサービスがAPIを公開しているため、自動化できる作業はかなり多くなっています。

 

 

■その他の活用例

<メールの送信>
日常的に顧客とコミュニケーションを行う仕事においてメールの送信は必要不可欠なものです。定期的に同じメンバーにメールを送ることなども少なくないのではないでしょうか。Pythonを用いるとリスト化したメールアドレスに対してOutlookやGmailから一斉に送信することが可能となり、特定の分野の顧客に向けたアタックメールの送付や社内の業務連絡の効率化に役立ちます。

 

<業務で使える独自のWebアプリ>
開発フレームワークを使用することにより、実用的なWebアプリを作成できます。業務に必要となるビジネス情報の詰まったデータベースアプリケーションを作成し、今までそれぞれの端末にメモとして別々に保存されていたビジネスデータをお互いに共有したり、営業先の場所を共有するための地図アプリなど、仕事の内容に必要な情報をよりスムーズに共有するためのツール開発などが可能となります。

 

■まとめ

今回はPythonを用いてできる自動化について紹介しました。日常的な業務のなかで、自動化できるものは少なくありません。導入の際に手間がかかるものの、実際に仕組みを作ってしまえば、作業に充てていた時間が短縮され、生産性を格段に改善できる可能性もあります。普段の業務を振り返って、こうした効率化の余地があるかを整理してみることで、さらに有意義な時間の使い方を考えてみると良いでしょう。

 

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