「スピード・クオリティ・チャレンジ」を行動指針に掲げるエクストリームでは、e-ラーニングシステムの導入やキャリアアップ研修など、社員の挑戦を様々な形でサポートしています。
そんなエクストリームの企業姿勢を象徴する制度の一つが「社長賞」です。
社長賞とは、新規ビジネスやイベント、社内制度などの企画を社員であれば誰でも経営層へ提案することができる制度です。優秀な企画は実際にプロジェクト化され、受賞者には金一封が贈呈されます。
2019年11月、社長賞として提案された社内システムが『エクストリームメンバーズ』として正式に社内制度化されました。
それを記念し、今回は社長賞の歴代受賞者3名による座談会形式のインタビューを実施しました。
社長賞に応募した経緯から受賞した際の感想まで幅広いお話を伺いました。
(左から)
Atsuko
採用担当。採用活動の運営や、予算の策定などを担当。
Kyoshun
ゲームプランナー。現在はスクリプトの作成やデータ管理などを担当。
Yutaka
ゲームプランナー。ソーシャルゲームのレベルデザインやステージ設計などを担当。またエクストリームの課長職として、社員育成や社内イベントの運営など、会社の運営に参画。
-本日はお集まりいただきありがとうございます。まずはKyoshunさん、2019年度の社長賞受賞、おめでとうございます!
Kyoshun:「ありがとうございます!」
-早速ですが、まずは皆さんが受賞された社長賞の企画概要について教えていただけますか。
Kyoshun:「私が提案したのは『趣味で繋げよう』という、情報発信ができる社内プラットフォームの企画です。社員が自分の趣味を登録し、社員同士のコミュニケーションをより活性化したいと考えて企画しました」
Yutaka:「私が提案した『なかマップ』はGoogleマップと連携し、社員の常駐先を地図上に表示するシステムです。
現在ではKyoshunさんが企画した『趣味で繋げよう』と統合し『エクストリームメンバーズ』として社内ポータル上で運用されています」
Atsuko:「私が提案したのは『お客様感謝会』というイベントです。クライアントや取引先など全ステークホルダーに集まっていただき、日頃の感謝を込めてお食事やレクリエーションを楽しんでいただくイベントです」
社員自らが課題を解決
-今回、Kyoshunさんが企画を提案した背景を教えてください。
Kyoshun:「エクストリームでは多くの社員がクライアントのオフィスに常駐しているので、社員同士が気軽に繋がれる場所を作りたかったんです。そうすれば社内イベントなどの際にスムーズにコミュニケーションが取れると考えました」
-常駐場所などの業務情報を共有する『なかマップ』よりも、個人を重視したシステムなんですね。
Kyoshun:「そうですね。『なかマップ』にも自己紹介コメント欄はあったのですが、書き込める情報量が限られていたので、コミュニケーション機能を強化させたシステムを思いついたんです。
実は以前、会社のメンバーでフットサルをやりたくて『なかマップ』のコメントを大量に読んだのですが、フットサル好きの社員が見つからずガックリ…という経験があって(笑)それが企画の着想元でもあります」
『エクストリームメンバーズ』画面イメージ
Atsuko:「そんな出来事があったんですね(笑)『エクストリームメンバーズ』では社員の趣味を表示できるだけでなく、共通の趣味を持つ社員を紐づけて表示させることもできるので、まさにKyoshun さんの『想い』が実現できましたね」
Yutaka:「書き込まれた文章から、社員それぞれの個性が伝わってきますよね。人と人との繋がりを促進する、すごく良いシステムだと思います」
Kyoshun:「私の企画は『なかマップ』の発展系なので、社長賞受賞者のお二人に褒められると嬉しいです(笑)」
社員の想いを、会社レベルでバックアップ
-Yutakaさんの企画も、社員交流の活性化が目的だったのでしょうか。
Yutaka:「そうですね。ただ、その前段階と言いますか、社員同士の『チーム感』を強めたかった想いもあります。というのも、それまでは各社員がどこでどんな業務をしているのか、透明化されていない状況だったんです」
『なかマップ』画面イメージ
-それが全社員に共有されたことで、どのような変化があったのでしょうか。
Yutaka:「1つは社員の安心感ですね。エクストリームは営業によるサポート体制がしっかりしていますが、とはいえ常駐型という働き方に不安を抱く方は多いです。それに対して、何か不安がある際に相談しやすい環境を作っておくことはとても重要だと思います。
また表示される常駐先企業の数が増えていくことでエクストリームの成長を可視化でき、社内の士気向上に繋がったのは思わぬ収穫でした」
Atsuko:「ちなみに、ネーミングもYutakaさんの発案ですか?」
Yutaka:「はい。仲間を探すマップだから『なかマップ』…そのまんまなんですけど(笑)というのも、昔から仲間とかチームの重要性にこだわっていて。クライアントのオフィスに常駐するからこそ、社員同士の一体感が企業の成長にとって不可欠だと思うんです」
-続いてはAtsukoさんの企画『お客様感謝祭』が生まれた経緯についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
Atsuko:「私が提案した当時は上場したばかりだったので、ステークホルダーとより長期的な関係を構築していくことが重要だと考えていました。そのための施策の一つとして提案した企画が、今の『お客様感謝祭』に繋がっています」
「お客様感謝祭」の元となった企画書
Yutaka:「クライアントにも好評ですよ。「行ってきたよ、面白かった」とわざわざ声をかけていただいたり。先ほどチームワークの話を出しましたが、会社と会社とのチーム感を強めてくれるイベントが『お客様感謝祭』ですね」
-お笑い芸人のステージなども実施していますが、エンタメ系にも強いエクストリームの企業カラーを表現しているのでしょうか。
Atsuko:「そうですね。ただその点は、私が企画した段階よりもはるかにパワーアップされた結果です(笑)」
-そうなると運営も大変そうですね。他の企画も同様ですが、実際に開発や運営の労力を考えて、提案を躊躇してしまわないのでしょうか。
Atsuko:「そこが社長賞の良いところなのですが、発案者と開発・運営担当を全く別にすることもできるんです」
Yutaka:「社員のメリットに繋がると判断されれば、個人任せにはせずに、しっかりと社内のリソースを活用しますよ。『エクストリームメンバーズ』も、実際に開発を担当したのは課長職レベルの技術者ですし、制度としてきちんと開発・運用できるように、会社全体でサポートしています」
Kyoshun:「エクストリームはゲームだけでなく、Web系、IT系人材も所属していますからね。デジタルクリエイタープロダクションならではの、アイデアが実現しやすい環境だと思います。一社員のアイデアを会社レベルで実現できるのは、社長賞のメリットですよね」
社歴や役職は関係なし!社員のチャレンジを応援
-苦労して生み出した企画が、社内制度として実現された時はいかがでしたか。
Kyoshun:「早い段階から反応があり、とても嬉しかったですね!先ほども見ていたのですが、マニアックなアイドルについて細かく書いている方なんかもいて(笑)やはりエクストリームには個性豊かなクリエイターが集まっているなと感じましたね」
Yutaka:「私も他の社員から「使っているよ」「すぐ近くの会社に社員がいると分かって良かった」など反応の声が聞こえてきた時にはホッとしましたね。とはいえやはり検索機能が今ひとつだなと思っていたので、Kyoshunさんの提案を聞いた時には「これぞ!」と思いましたよ(笑)」
Atsuko:「私は社内からの評判以上に、お客様同士で楽しく交流されている様子を見られたのが嬉しかったですね。以前に関係があったお客様同士が再会していたり、お客様同士でビジネスのお話が生まれていたり。そのような場を提供できてよかったです」
授賞式の様子
特製受賞トロフィー
-社長賞に応募しようと考えている社員に向けて、何かアドバイスはありますか。
Yutaka:「エクストリームは役職者とも距離が近いので、そもそも色々なアイデアを提案しやすい環境だと思います。社長賞は、それを後押しするきっかけですね。ですから気軽に参加していただきたいです。
また、企画する際にはぜひ費用対効果を意識してみてください。それだけで企画の完成度が大きく変わると思いますよ」
Kyoshun:「まずは会社全体を見て、何か1つ解決すべき課題を見つけてみてはいかがでしょうか。それを素直に企画にすることをおすすめします」
Atsuko:「全ての社員に門戸が開かれているので、ぜひチャレンジしてほしいですね。今回受賞されたKyoshunさんは入社されたばかりですし、Yutakaさんも入社してすぐの提案でしたよね?」
Yutaka:「はい。私は入社して1年程度だったかな。なので、在籍年数や役職の有無に関わらず、やりたいことがある人、課題解決のアイデアを持っている人なら受賞できると思います」
-ちなみに社長賞の受賞者には金一封が贈呈されますが、Kyoshunさんは何に使うご予定ですか?
Kyoshun:「実はもう決めていて…歯の治療に(笑)」
Yutaka:「私の時は大きな買い物で散財してしまいました(笑)」
Atsuko:「私もネットショッピングに使ったので、3人とも貯金しないタイプみたいですね…(苦笑)」
-最後に意外な共通点が見つかりましたね(笑)
1人のクリエイターが社長や経営層にアイデアをプレゼンし、会社全体を巻き込んでプロジェクトを実施する。
まさに「クリエイターが主役の会社」エクストリームを象徴する制度が「社長賞」です。
これからもエクストリームはクリエイターのチャレンジを応援し、一人ひとりが生き生きと働くことのできる環境を目指していきます。