Linux OSを学ぼう!社内勉強会eaTech第3回レポート

#会社制度

エクストリームに在籍するベテランエンジニアが講師役となり“技術を味見する”感覚で楽しく学んで欲しいという思いから始まった社内勉強会eaTech。過去には「AWSの基礎を学ぼう」、「Python」などをテーマに開催されています。

今回のテーマは「Linux OSを学ぼう!」。Windows OSやMacOS・iOSと同様にコンピューターを動かすために欠かせないOS(オペレーティングシステム)のひとつです。

勉強会の様子と合わせて、講師を務めたお二人に「Linux OS」とは何か、テーマに選んだ狙い、工夫した点などお話しを聞いてきました。

 

初めて・実践の2つのコースから学ぶ「Linux OS

 ▲「Linux OSを学ぼう!実践コース」の様子

 

業務が終わり、一息ついた19:00。エクストリームの新オフィス「池袋開発室」に参加者たちが集まります。 今回のテーマは「Linux OS」。Linux OSの概要から用語の説明、環境構築、Amazon Linuxへのログイン、プロセス操作、シェルスクリプトを作るまでを学習していきます。

実践コースではさらに、自社で利用している監視システムのスクリプトをお手本に、検証環境で構築し実際にサーバーがどのように利用されているかを学習します。

また、今回は「初めてコース」「実践コース」の2つのコースに分かれ、それぞれのコースで全4回の講習を行いました。

 

▲「Linux OSを学ぼう!初めてコース」の様子

 

「それでは始めましょう。まず、前回と同様にAmazon Linuxにログインしてみましょう。」

それぞれのPCに学習環境を構築して、前回の振り返りから始めます。今回のeaTechもハンズオン形式で進みます。

「準備ができましたか?今日はVimエディタの操作とパッケージのインストール方法を学習していきます。」

講師役の社員が作成した資料を元に、受講者たちは作業を進めていきます。

 

▲「初めてコース」資料。講師役の社員が手作りする勉強会資料

 

黙々と作業を進める中、 「これであってるかな…?」「そうそう、この操作だよ」と受講者同士でフォローする場面もちらほら。分からない箇所は講師役の社員から丁寧に解説があります。あっという間に1時間の勉強会が終了しました。勉強会のあとはお楽しみの懇親会です!

みなさん、お疲れ様でした!

 

Linux OSを学ぼう!eaTech講師インタビュー

 

▲Renさん(左)とKatsuhiroさん(右)

 

・「Linux OS」をテーマにした背景について教えてください。

 

Ren「Linux OSは家電製品・カーナビなど身近なものに利用されています。また、Linux OSは他のOSとは違い、誰でも無料で使えるオープンソースで学習目的として広く利用されており、カスタマイズが容易であることも勉強会には合っているなと思い選びました。」

 

・ 学習のポイントや狙いはどんなところでしょうか。

 

Katsuhiro「UNIX/Linuxに関する知識は、業務向けサーバーを構築する上で必須となる知識であり、主にインフラエンジニアに求められるスキルの一つです。Windows OS コマンドプロンプトやMac OS ターミナルでの操作など、Linux OSで使用できるコマンドも同じ様に用意されており、Linuxの仕組みに触れる事でOSについての理解が深まれば良いなと思いました。」

 

Ren「インフラエンジニアはもちろん、サーバーにログインをして操作するシーンは他の職種の方でもあるので、その時に「やってはいけない操作」「危険なコマンド」などを事前に知っておくのはとても重要な事です。例えば、ジョブの定義を消してしまうオプションの説明やシステムファイルを削除してしまうとOS自体が動かなくなる可能性もあります。システムファイルの説明など、どんな操作をしたらどうなるのか?など仕組みを理解してもらう事を意識しました。」

 

・今回のeaTechで工夫した点など教えてください。

 

Ren「一番はコース分けです。大きなテーマとしては「Linux OSを学ぼう!」があり、学習の内容は「初めてコース」と「実践コース」の2つのコースから選べるようにしました。初めてコースは、名前の通りLinux OSに初めて触れる方向けに丁寧に概要から説明をしました。実践コースは、運用保守で必要なコマンド、実際にあった失敗例の紹介、各システムが本番稼働しているシェルの動作など、実践的な内容にしました。なかでも、「Killコマンドを利用して受講者全員が任意の受講者のsshセッションを落とす」という学習メニューが凄く盛り上がりましたね。

これは、実際に他者のログインセッションを強制的に落とす事でコマンド操作の重要性と危険さを体験してもらえたと思います。」

 

・「初めてコース」と「実践コース」のコース分けをした背景について教えてください。

 

Katsuhiro「以前、AWSの勉強会を実施した時に、参加者の学習スピードに偏りを感じました。勉強会とはいえ、社内のコミュニケーションを深める場でもあるし、出来るだけ多くの人に参加して欲しいという思いからコース分けはどうだろう?という流れになりました。」

 

Ren「参加者にとっても、同じ理解度のメンバーと一緒の方が気兼ねなく質問しやすよね。と、話し合い、今回は「初めてコース」と「実践コース」の2つに分けてやってみようという事になりました。」

 

 

・今回のeaTechを振り返ってみていかがでしょうか。

 

Katsuhiro「学習スピードに合わせたコース分けをしてみるというのは過去のeaTechからの学びだと思います。今回は新たに配属されたメンバーにも準備の段階から協力してもらいました。勉強会+懇親会のeaTechというイベントを通じて、新しい技術に触れ、社員同士の交流が深まったのではないかと思います。」

 

Ren「今回は我々が、講師役を勤めましたが、テーマによっては講師役も参加者になる場合もあります。次はどんな事を学びたい?何か気になっているものある?など普段の会話の中から学習テーマを決めたりもしているので、みんなで協力しながらeaTechを続けていけると嬉しいです。」

 

RenさんKatsuhiroさん、ありがとうございました!

 

今回はエクストリームの社内勉強会「eaTech」第3回目の様子をお届けしました。

みんなで作り上げていく勉強会「eaTech」。教える側も教わる側も学びのあるイベントではないでしょうか?次回の開催をお楽しみに!

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