「情報収集」はシステムエンジニアとして働いていく上で、非常に重要なスキルになります。IT業界では技術の進歩が非常に早く、エンジニアとして優秀になればなるほど、常に自分の技術・知識をアップデートする習慣を持っています。今システム開発の現場でトレンドであるプログラミング言語も数年も経たずに時代遅れになり、保守開発では利用されるが新規開発では利用されなくなる、ということもこの業界においては珍しくないからです。今回はエンジニアの情報収集におすすめのサイトをまとめてみました。
1. ITmedia
IT業界の今を学べるサイトです。業界で注目されているトレンド技術、流行りのIT製品、新しいサービスなど、エンジニアとして注目しておくべきニュースを取り上げています。普段から目を通しておくことで、現在どのような技術が注目されているのか、今後どのような製品が必要とされてくるのか、などを知ることができます。システムエンジニアとしてのキャリアパスを考える上で重宝するでしょう。
2. Qiita
開発ツール、サービス、手法、ノウハウなどを他のエンジニアと共有できるサイトです。他のエンジニアが書いたシステム開発に関するHowTo記事を読むことができます(逆に、自身のノウハウを記事にして公開することもできます)。第三者の視点で世の中の開発ツールや手法に関して書かれた記事になるので、実際に本当に有益なものなのか考える判断材料として適しています。ただし、個人による投稿であるため、偏った内容の記事もあるので注意が必要です。
プログラマー、システムエンジニア向けのQ&Aサイトです。例えば、自分の書いたプログラムを実行した際にわからないエラーが起きて自分では解決できない場合、このサイトで質問することで他のエンジニアが助けてくれたりします。過去の投稿内容を検索することもできるので、わからないことが出てきた時に検索して、過去の投稿内容で解決できることもあります。
4. GitHub
Githubはソースコードを公開することができるWebサービスです。世界中のエンジニアがコードを公開しており、ソースコードを閲覧できるため、プログラミングの学習に利用できます。独特なコーディングルールで書かれているコードも多く、学習書籍に記載されているサンプルコードと比べると読みにくいと感じることがあると思いますが、実際の開発現場で使える応用力を身に着けることができます。システム開発の現場では読みにくいコードを読む必要があることはよくあることなので、実際と近いコードリーディングを経験できます。
5. Let’sプログラミング
プログラミングの基本から開発環境の構築まで丁寧に解説しているので、初心者におすすめのサイトです。メジャーな言語だけを取り上げており、特に現在非常に需要がある「Java」、「PHP」や今後AI分野の開発で頻繁に利用されることが予想される「Python」も学習できます。初心者がプログラミングに関する基本的な情報を収集する際に適しています。
プログラミング、データベース、ネットワークなどIT業界で活躍していく上で必要な技術をキャッチアップできるサイトです。内容を細かく区切った構成で作られているため、必要な部分だけを確認できます。また、PDFでダウンロードすることもできるので便利です。ただし、英語で書かれている上に、内容はやや難しいものになっています。中級以上のエンジニアにおすすめのサイトです。
今回紹介した情報サイトは、業界の流行を押さえ技術をキャッチアップしていく上で有益なものばかりです。もちろん、ここでは取り上げていないものでも役立つサイトはたくさんありますので、自分に合ったサイトを選択することが重要です。もし、どのサイトで情報収集すべきか悩んでいる場合は、ここで紹介されているサイトを起点にしていくと良いでしょう。また、サイトでの情報収集においては効率的な収集と、継続させることが重要となりますので、例えば「Googleアラート」というツールのように事前に気になるトピックを登録しておくことで関連する情報が公開されたときに知らせてもらう、など手間のかからない工夫していくとより最適で、多くの情報をキャッチアップできるでしょう。