ProjectNAZCA

スキルアップ研修を終えた講師陣へインタビュー!

#インタビュー #会社制度

エクストリーム独自の教育・研修制度『Project NAZCA』の一環として、2018年8月~11月まで全6講座が実施されました。

今回は、講師を務めたエクストリームのデジタルクリエイター3名にインタビューを実施しました。

 

 

【豊 / Yutaka】

プランナー研修の講師を担当。

プランナー歴は約20年。現在は、500万DLを達成したスマホゲームで

最高難易度ダンジョンのレベルデザインを担当。

 

【未来 / Mirai】

プランナー研修の講師を担当。

8年間続く人気ソーシャルゲームにて、運用ディレクションをメインに分析や指示書作成など幅広く業務を担当。

 

【雄哉 / Yuya】

3Dデザイン研修の講師を担当。

The Game Awards2018受賞作品のエフェクトデザインを経験し、

現在は新規タイトルのムービー演出やエフェクトデザインを担当。

 

今回実施した研修はどのような内容でしたか。

 

【豊 / Yutaka】ゲームプランナーの基礎力をつけるため、企画書と仕様書の書き方研修を実施しました。書き方をしっかりと理解していたり、Officeツールを使いこなしている方って結構少ないので、今回は基礎的な事から始める研修にしました。

 

【未来 / Mirai】私もプランナー研修なので被るところはあるのですが、仕様書や企画書などプランナーの基本的なことから学ぶ構成にしました。受講内容を理解しやすくするために、題材は誰でも知っているゲームにしました。

 

【雄哉 / Yuya】エフェクトデザインを専門でやっている方は少ないので、初心者の方にもやり方を理解した上で興味を持ってもらえるように、3Dデザインツールの使い方からエフェクトの基礎を学ぶ研修構成にしました。

攻撃のエフェクト素材を見せながら、一から作るにはどうすればいいのかということを一つずつ教えていきました。

 

どのようなことを意識して研修をしたのでしょうか。

 

【豊 / Yutaka】人によって成長スピードは違うので、研修内容を難しいと感じている人に「私には出来ない」というマイナス感情を持たせないよう工夫をしました。

そのひとつとして補習を実施しましたね。不明点を解消することで研修内容を理解しやすくなるだけでなく本人の自信にも繋がるので、私からも積極的に声をかけていました。

 

【雄哉 / Yuya】今回の3D デザイン研修で使用したMayaというツールは、初心者の方には少しとっかかりにくい部分が多いので、わからないことがあればすぐに手を挙げてもらえるような環境づくりは意識していました。

 

【未来 / Mirai】僕の研修でも、質問があれば何でも聞いてくださいと言い続けました(笑)
質問するのが恥ずかしいだとか、怒られるんじゃないかとか思われたくなくて。言い続けることによって、質問しやすい環境を作りたかったんです。

 

【豊 / Yutaka】積極的に質問をしてもらうためには、きっかけ作りが大切ですよね。質問をし辛そうにしている人には、「◯◯さんはどう思いますか?」と話を振っていました。一度発言をした方は、次から質問や意見を言ってくれるようになりましたね。

 

 

研修を終えて感じたことはありますか?

 

【未来 / Mirai】今回の研修で講師を初めて経験して、客観的に自分の仕事を見直すことが出来ました。教材を作るにあたって初心を思い出しながら、どうしたらわかりやすく人に伝えられるのか考えました。業務でも活かすことが出来るので、純粋に成長出来たなと感じています。

 

【雄哉 / Yuya】若手デザイナーがどのような点でつまずくのか、どう教えれば理解してもらえるのか学ぶことが出来ました。現場でも若手の方に教えることがあるので、今回の講師経験は今後現場にも活かしていこうと思います。

 

【豊 / Yutaka】「面白いゲームを作るには、まずはゲーム内容を考えるべきだ」と考えている方が多いように感じます。確かにゲームを作るにあたって「内容」というのは非常に大切なんですが、一方でまず市場で何が求められているのか、どのように利益を出すのかを考えることも必要です。

これはプロジェクト立案時だけでなく、ゲーム運営の段階においても重要で、常に費用対効果を意識することが必要です。プロジェクトを成功に導くためにはそういったことにも意識を向けなければいけないと、今回の研修を通して理解してもらえたと感じています。

 

NAZCAは社員のスキルアップの為に座学研修にとどまらず、

様々な取り組みを行っていますが、今後NAZCAでやってみたいことはありますか?

 

【豊 / Yutaka】プランナー会を実施したいです。当社の人材インキュベーション施設「Co-CORE」を利用すると食事・ドリンクや交通費の補助が受けられる福利厚生があるので、ご飯を食べながら楽しく技術交流が出来るのではないかなと思います。

 

【未来 / Mirai】研修になってしまいますが、私は運営を主に携わっているので、数字を見る機会がよくあるんです。なので、数字周りの分析やそれに伴う課題発見方法を学ぶ講座の実施を提案しています。

 

【雄哉 / Yuya】2018年に社内で運用を始めたコンフルエンスを活用して、社員同士で作品を共有できるライブラリを作りたいですね。様々な人の作品を気軽に見られるだけで、クリエイター同士刺激になると思うんです。

 

【豊 / Yutaka】コンフルエンスは様々な記事を投稿して、社内でのコミュニケーションと技術交流をはかるツールなので、ライブラリにはもってこいですよね。すぐに実現しましょう。

研修だけにとどまらず、NAZCAでは様々な取り組みを今後続けていきたいです。

 

この記事を書いた人

Mirai

職種
ゲームプランナー

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