エクストリームは2020年9月1日、当社が保有するIP『桃色大戦ぱいろん』『超兄貴』『うみにん』の公式グッズを販売する特設ECサイト「エクストリームグッズ掘り出し物市」を公開しました。現在では入手困難なグッズを期間限定で販売した本サイトに対し、予想を上回る反響をいただきました(現在は公開を終了しています)。
この「エクストリームグッズ掘り出し物市」ですが、エクストリームの新卒研修プロジェクトのひとつである「経営者育成プロジェクト」から生まれ、新卒社員で構成されたチームで企画・運営を行いました。「経営者育成プロジェクト」とは、新卒社員と社長が週に1度集まり、財務諸表の読み方や業界トレンドをディスカション形式で研究・分析する研修プログラムです。経営者目線のビジネススキルを養うために毎年開催され、過去にも新卒社員のアイデアがプロジェクト化された実績があります。
今回は、「エクストリームグッズ掘り出し物市」を担当した新卒社員およびサポート役の先輩社員にインタビューを実施しました。
本プロジェクトを振り返り、新卒社員がプロジェクトを大成功に導くことができた理由や、若手社員のチャレンジを応援するエクストリームの社風など、様々なトピックを伺いました。
経営の知識をゼロから学習
右:Kyosuke
2020年新卒入社。営業職。今回のエクストリームグッズ堀り出し物市では、新卒社員チームのリーダーを担当。
左:Takeru
2017年新卒入社。営業職を経て現在は新規事業の立ち上げ・推進を行う部署に所属。
– 今回の「エクストリームグッズ掘り出し物市」を企画するに至ったきっかけを教えてください。
Kyosuke:「たまたま倉庫の片付けをしていた時に、エクストリームが以前販売していた自社製品の在庫を見つけたことがきっかけです。これをどうにかして販売できないかと社長に提案したことから、ECサイトでグッズ販売を行うプロジェクトが始動しました」
– ECサイト公開に向けて、事前準備はどのような事を行いましたか。
Kyosuke:「当時の販売価格を調べたり、ターゲットのニーズを整理したり、販売・集客方法を検討したり予測P/Lの作成を行ったりしました」
– 学生時代に経営学などを学んでいたのでしょうか。
Kyosuke:「いえ、大学では情報学部でプログラムなどを学んでいました。なので、経営に関する単語は初めて聞くものばかりで(笑)「経営者育成プロジェクト」で学んだ知見の他、自分で調べたり、それでも解決しない時は先輩のTakeruさんに相談したりして進めていきました」
– 苦労した事や大変だったポイントはありますか。
Kyosuke「経営に関する知識が無かった事もありますが、普段の業務と同時進行していたので、タスクが溜まってしまうことがありました。先輩のtakeruさんから、課題を細分化する事、業務進行の考え方などのアドバイスを貰いながら乗り切りました。普段の業務にも活用できる事なので非常に勉強になりました」
▲Twitterでキャンペーンを実施
– サイト公開後の反響はいかがでしたか。
Kyosuke:「公開直後から予想以上の反響がありましたね。最初の1個が売れた時は本当に嬉しくて、発送作業中もずっとテンションが上がっていました(笑)集客ツールとして期間限定で「エクストリームグッズ堀り出し物市」のTwitterアカウントを開設し、告知や売れ行き、ユーザーの反応を確認していましたが、次第に『もっと商品はありませんか』といったメッセージやコメントを頂くようになり、改めて根強いファンが多いコンテンツだなと感じました」
窮地を助けた先輩社員のサポート
– 本プロジェクトでTakeruさんがサポート役に抜擢された経緯を教えてください。
Takeru:「私が現在、新規事業を推進する部署に携わっていることに加えて、私も新卒入社時に経営者育成プロジェクトでイベントの企画と実施を行った経験があるためです。私の代では音楽ライブイベント『超兄貴祭』を実施しました」
▲「超兄貴祭」(2018年)
『超兄貴』シリーズ25周年を記念したライブイベント。多数のアーティストが出演し、見事チケットはソールドアウトに。
– 音楽ライブイベントやグッズ販売と「経営者育成プロジェクト」の企画には様々なものがありますね。
Takeru:「経営者育成プロジェクトでは過去にも、社員の家族を招いた新オフィスのお披露目会「オープニングセレモニー」など、様々なイベントを企画・実施しています。今回のECサイトのプロジェクトは倉庫に眠っていたグッズを販売するため新たに原価が発生せず、新卒向けの研修として最適なテーマだと思います。一方で発送などサプライチェーンに関しては私自身も未経験の領域でしたので、サポート役とはいえ、私にとっても学びの多いプロジェクトになりました」
– プロジェクトのサポート役としてどのような点を意識しましたか。
Takeru:「新卒社員たちが自ら課題に気づいてもらう点ですね。自分の力で乗り切る努力をするように手を出しすぎない事でしょうか。ただ、遅れが出た場合は自分が関係各所に調整を行うなど、プロジェクトが円滑に進むようにフォローしました」
– そのような視点はご自身の経営者育成プロジェクトにおける経験を踏まえたものでしょうか。
Takeru:「そうですね。やはり新しいサービスを立ち上げる際は、人から言われたことをやるだけでは結果を残せません。自分たちで課題を抽出して解決するために、クリエイティブな思考を養ってもらえるように心がけました」
– Takeruさんから見て、今回のKyosukeさんの活躍はいかがでしたか。
Takeru:「自らリーダー役に立候補するなど、熱意があって素晴らしいと思いました。一時期は明らかに業務量がパンクしていて、流石に心配になりましたが……」
Kyosuke:「お恥ずかしいです(苦笑)」
Takeru:「(笑)ですが、一時期は落ち込みつつも上手く課題を解決してくれたので、とても頼もしかったです。佐藤社長も『熱意がないと新しいことはできない』とよく言っています。新規プロジェクトには様々な課題が積み重なりますので、論理的な思考だけでなく、熱意を持ってやり遂げる姿勢が重要です。そういった点も貴重な経験になったのではないでしょうか」
Kyosuke:「そうですね。そもそも新卒社員が社長と話し合いながら経営を学ぶことができるなんて、とても珍しいと思います。学生時代の友人に今回のプロジェクトを話した時も『そんなにすごいことをやっているんだ!』と驚かれました」
– 改めて、今回の「経験者育成プロジェクト」を振り返ってみていかがでしたか。
Kyosuke:「学生時代から麻雀が好きで『桃色大戦ぱいろん』をプレイしていました。自分の好きな事に業務として取り組む事ができ、とても楽しかったです。また経営者目線の考え方に加えて、タスクを処理する方法など実務的なノウハウも学ぶことができました。一つのプロジェクトを両面から捉える経験は、大きな財産になったと思います。そして何より、社長と話し合って経営を学ぶ経験は本当に勉強になりました。弊社IPが持つ根強いニーズを、ビジネス上の数字で再確認できたことも大きな収穫だと思います。この経験を今後の業務で活かしていきたいと考えています」
– サポート役を経験されたTakeru様は、今回の経営者育成プロジェクトを通してどのような事を感じましたか。
Takeru:「実は今回、『このプロジェクトなら、ここはつまずくだろうな』というところを先に予測してサポートにあたっていました。そういった予測を立てられるようになったのも、私自身が経営者育成プロジェクトを経験したからこそだと思います。このプロジェクトが成長につながるカリキュラムなんだと、改めて気づくことができました」
多彩な分野への挑戦心が、経験やキャリアにつながる環境
– 大成功に終わったエクストリームグッズ掘り出し物市ですが、今後の目標はありますか。
Kyosuke:「IPを扱うプロジェクトを経験したことで、コンテンツを扱う事業に携わってみたいという想いが強くなりました」
– 『ラングリッサー』シリーズなど、根強いファンを持つIPを複数保有しているエクストリームだからこそチャレンジできる領域かもしれませんね。
Kyosuke:「そうですね。まずは今の営業職としての業務で結果を出して、事業を任せてもらえるように成長していきたいと思います!」
– 最後に、エクストリームへのエントリーを考えている学生や求職者の方に対して、一言メッセージをお願いいたします。
Kyosuke:「今回の経営者育成プロジェクトに代表されるように、エクストリームは職種に関係なくチャレンジできる環境だと思います。新卒・中途を問わず、ぜひ、エクストリームに関心を持っていただければ嬉しいですね」
Takeru:「チャレンジできる環境というのはその通りですね。私自身も入社2年目には役職に就いていたり、現在は新規事業開発の部署を担当していたりと、多彩な経験をさせていただいています。『どうすれば面白いものが作れるのか』と一緒に熱く語ることができる会社なので、意欲のある方にとってはとても面白い環境なのではないでしょうか」
Kyosukeさん、Takeruさん、ありがとうございました!
新卒社員のアイデアが実際のプロジェクトとして実現。他にもエクストリームでは入社年次に関係なく、チャレンジする社員を応援する制度を整えています。