受託開発実績インタビュー

常駐 + 受託の組み合わせでクライアントの悩みを解決!開発チーム座談会

#インタビュー

エクストリームの開発案件はクリエイターがクライアントに常駐して開発を行う「ソリューション事業」と、案件を本社に持ち帰って開発を行う「受託開発事業」の2つが基本となっています。

 

しかし特有の業界知識が必要な案件では、クリエイターがクライアントの業務内容を理解してから開発に取り組むことが求められます。そのような場合にエクストリームが導入しているのが、まず主要開発スタッフがクライアントに常駐し、その後に業務を受託するハイブリッド型開発です。

 

 

 

この開発方式を導入した不動産管理会社向けシステム開発案件において、エクストリームの開発チームがクライアントから高い評価を受け、一部システムの開発を受託するに至りました。特定の機能の新規開発や既存機能の改修など、多くの案件でクリエイターが参画し、開発を行っています。

今回は本案件を担当した開発チームのクリエイター3名にインタビューを行い、ハイブリッド型開発におけるクライアント・クリエイター双方のメリットについてお話を伺いました

 

 

エクストリームの強みを活かした開発手法

 

(左→右)

Satomi :プログラマー。

Kazuhide:プロジェクトマネージャー。本案件のチームリーダーを担当。

Taro:プログラマー。

 

– 今回の案件の概要について教えてください。

Taro:「不動産の資産運用をされる会社様向けのシステム開発の案件です。不動産オーナー様やアセットマネジメント会社様がユーザーとなる業務効率化ツールになります」

 

– どのような経緯でハイブリッド型開発を提案したのでしょうか。

Kazuhide:「業界特有の慣習があるので、開発に先立ちお客様のシステムの業務フローや業界特有の用語、知識が求められます。学習工程を含めた開発をスピーディーに、かつクライアントに負荷をかけずに行えるよう、ハイブリッド型開発をご提案しました。開発にあたっては一旦常駐してノウハウを蓄積し、そこから本社に持ち帰って本格的な開発をスタートさせました」

 

– 常駐と本社での開発はどのような割合になっているのでしょうか。

Kazuhide:「現在は数名が常駐しています。案件の状況により、常駐したほうが打ち合わせをスムーズに行えたり、設計時の効率が良い場合があるので、常駐人数の割合はお客様のご要望や進捗状況に沿って柔軟に対応しています」

 

 

– クライアントに常駐しているクリエイターとのコミュニケーションはどのようにして行っていますか。

Kazuhide:「常駐担当とはチャットツールだけでなくWeb会議などで積極的にコミュニケーションを取っています。対面では、定期的に本社に来てミーティングも行っています。不便と感じることはないですね。むしろ積極的にクライアントの意見を伺える点は、クライアント側・エクストリーム側の双方にとってメリットになっています」

 

– クライアントからすると開発の際は複数社に提案を依頼することが多いと思うのですが、ハイブリッド型開発のように常駐期間まで含めて提案するベンダーは多いのでしょうか。

Kazuhide:「少ないと聞いています。エクストリームは常駐型で働く案件が多いので、常駐型開発の豊富なノウハウを有しています。その一方で案件を社内で行う受託開発事業のノウハウもあります。つまり、エクストリームの得意な部分を最大限に活かすことができる開発スタイルだと言えるのではないでしょうか」

 

クライアントと同じマインドをもって、事業の成長をサポート

 

 

– クライアントに対して提供できるメリットを教えてください。

Kazuhide:「クライアントが自社スタッフを拡充するよりも、採用・教育コストを節減できる点はメリットだと思います。新しくエクストリームのクリエイターが参画する際も、当初はクライアントに勉強会を開いていただきましたが、徐々にエクストリーム内部で教育できるようにしています」

 

– 開発の品質に関してはいかがでしょうか。

Satomi:「改善点を提案しやすい面はあると思います。長期間常駐していると、良くも悪くもクライアントの考え方が中心になっていきます。その点、ハイブリッド型の場合はエクストリームの過去事例と照らし合わせて改善点を検証・提案できるため、より質の高い提案が行えるようになったと感じています」

 

Kazuhide:「開発していると改善点は出てくるものなのですが、クライアントの意見が強い場合など、クリエイターが問題意識を持っていてもスムーズに提案できないこともあります。ハイブリッド型開発の場合なら、常駐社員がクライアントの意向を汲み取り、エクストリーム側のチームがノウハウを活用して提案をまとめる。そういった役割分担が行える点もメリットなのではないでしょうか」

 

Taro:「持ち帰ることで情報を蓄積できるので、将来的にはクライアントが「ここをこう直したいのでこうしてください」と言語化する前に、こちらから提案できるようにしていきたいですね」

 

 

– お話を伺っていると、よりクライアントのパートナーとして同じ方向を向いて開発できるような効果を感じます。

Taro:「一旦常駐することによって単なるアウトソーシングとしてお願いされるのではなく、一緒にビジネスを考えるような関係性になれると感じています」

 

– まず同じ時間と場所を共有することが良い関係性を生むのでしょうか。

Taro:「人間的な部分までクライアントとの距離感を掴むことで、仕事の進め方も大きく変わってきます。社内に持ち帰ることになった場合でも、全く知らない人が開発しているより、担当者の顔や性格、仕事の進め方などを知っているほうがお客様にとっても安心感があると思います。クリエイター一人ひとりを見ていただけるので、風通しが良くなったと感じています」

 

– 今後ハイブリッド型開発を提案するとすれば、どのような業種のクライアントにおすすめでしょうか。

Kazuhide:「最初にチーム内に取り込む期間を取れるので、どんな業種でも対応可能だと思います。またエクストリームはUI・UXに関しても知見があるので、デザイン作業が発生する案件でも対応可能です」

 

スピーディーで柔軟な働き方を実現

 

 

– クリエイターにとって、ハイブリッド型開発のメリットとはどのような点でしょうか。

Taro:「業務に合わせて柔軟に対応できる点はメリットだと思います。増員の調整も常駐より簡単です。あとは、クライアントにヒアリングした内容を反映するまでのスピードも向上できたと思います」

 

Kazuhide:「そうですね。最初から持ち帰って開発すると、何かヒアリングする必要がある際にはPMがクライアントと話してそれを内部に伝えて……と、工程が多くなってしまいます。クライアントにとっても担当者同士でスピーディーにやりとりできるのは大きなメリットですね」

 

Satomi:「確かに、コミュニケーション面はやりやすいですね。常駐している社員がいるので、クライアントときめ細やかにコミュニケーションを取りながら開発できます。また、1人で常駐する場合よりも自信を持って提案できる面もあるのかな、と思います」

 

– クリエイターにとっても柔軟な働き方ができるということですね。皆さんが感じるエクストリームの特徴はどのような点ですか?

Kazuhide:「エクストリームは様々なクライアントの案件がありますので、やる気があれば色々な分野に挑戦できる会社です。自分のキャリアプランが決まっていない状態でも、将来的にやりたい分野を見つけた時にアクションを起こしやすい環境なのではないでしょうか」

 

Satomi :「エクストリームで様々な案件を担当していくうちに、本当に挑戦したいことに気づく方も多いと思います。そのような場合でも、エクストリームは営業社員や上司との距離感も近いので、相談しやすいと思います。私自身も営業の方から「何か困っていることはないですか」と、よく声をかけていただきます。前職ではこういったことが少なかったので、非常に助けられています」

 

Taro:「エクストリームは幅広く色々な案件を手がけているのが特長ですよね。クリエイターにとって学びが多い環境だと思うので、チャレンジ精神さえあればやりたいことを見つけられる会社かなと思います」

 

 

 

Kazuhideさん、Satomiさん、Taroさん、ありがとうございました!

 

今後もエクストリームは成果物だけでなく、開発体制まで含めたご提案でクライアントの課題解決に貢献します。

 

ハイブリッド型開発を含めた事例は受託開発実績ページにて、順次公開を予定しています。詳細はこちらのページ からご覧ください。

 

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