現在、働き方改革の推進により、労働環境が大きく見直されつつあります。そんな、一億総活躍社会の実現に向けた取り組みの中、注目を浴びているのが「フリーランス」という働き方です。
終身雇用に代表される「就職したら安泰」といった日本型の雇用は終わりを迎えつつあり、自ら身につけたスキルで働く時代が始まっています。フリーランスとして個人で生計を立てる人は今後一層増えることでしょう。
この記事では、フリーランスとして働ける職種を解説するとともに、これからフリーランスになろうとしている人が、「どのように仕事を探すのか」について説明していきます。
仕事の探し方の前に、まずはフリーランスとしてできる仕事にはどんなものがあるかを紹介していきます。
近年、フリーランスとして働く人が著しく増えた業種がエンジニアです。エンジニアはその人の能力が非常に重視されることから、優秀なエンジニアに高単価を提案する案件が多くなっています。また、最近増えている「エージェントサービス」にも多くの仕事が寄せられている、大変フリーランス向きの職種です。
ひとくくりにエンジニアといっても、言語やシステムの種類などで単価は変わります。エンジニア人口の少ない分野や、AIなど先端分野は高単価な案件が多い傾向がありますが、PHPやWordPressなど、すでにエンジニア人口が多い分野は単価が低くなる傾向です。
ウェブデザインや広告デザインも、フリーランスとして働く人が多い分野です。ネット上でスキルをアピールしやすいこともあり、ネットからの依頼だけで十分職業として成り立っているデザイナーも少なくありません。
元々勤務していた会社や、知り合いのつてで仕事を得るケースもありますが、SNSを活用したり、ポートフォリオサイトを作るなどの、ネット戦略もカギとなります。
近年、スマホゲームを中心にゲームタイトルが増加しており、ゲーム開発に携わるフリーランスの募集が増えています。小~中規模の事業者が、流行しているジャンルを狙って短期で開発していくケースもあり、専門技術を持つフリーランスへの依頼が効率的なのです。
ゲームの開発には多くの人が携わっており、その多くにフリーランスを対象とした募集があります。エージェントサービスでは、ゲームそのものを作っていくプログラマーや、ディレクター、プランナー、シナリオライター、さらに、アートディレクターや、2D・3Dデザイナーの募集も行われています。
雑誌やウェブに掲載される記事の執筆や、画像の用意も含めたサイトコンテンツ作成、コピーライティングなどがライター系の仕事です。各種の専門知識や、SEO的な知識が必要な業務もあり、ひと口にライターといっても内容は幅広いものになっています。
また、クラウドソーシングサービスを中心に、1文字◯◯円といった募集がされることが多く、こうした仕事からフリーランスライターとしてデビューする人も多いでしょう。専門性が高くなるほど単価は高くなりますが、相応の知識と経験が求められます。
フリーランスは、自分の仕事は自分で探す必要があります。安定した収入を得るために、仕事を得る手段を複数用意しておくとよいでしょう。
知人や、知人の知り合いから仕事を得る方法です。例えば、お店を経営している人が、ショップカードやチラシ、ホームページを作りたいと考えたときに、知人から紹介してもらったデザイナーにお願いする…といったケースです。
個人的な人脈から仕事を得るときに重要なのは、思い出してもらえることです。フリーランスとして仕事をしていること、どんなことができるかを周囲に伝えて、名刺を渡したり、SNSを活用したりすることで、しっかりアピールすることが大切になります。
フリーランスになる前に勤めていた会社から仕事を受ける、というのもよくあるパターンです。その場合、会社員時代の仕事の延長線上になるため、スムーズに移行できることもメリットです。
この場合、大切なのは人間関係が良好であることです。一緒に働いていた仲間からの信頼があれば、最初から全面的に信用してもらえるでしょう。業界は狭いものです。勤務先を円満に退社することも含めて、よい人間関係を築く努力をしましょう。
作品を掲載するポートフォリオサイトは、特にデザイナー業の人にとって、仕事を獲得するための重要な手段となります。ただ、ポートフォリオサイトを作っただけでは誰にも見てもらえませんから、SNSなどを活用して知ってもらうことも必要です。
このとき、サイトやSNSでの発信が自己満足に陥ってしまうことには注意しましょう。目的は、未来のクライアントに見つけてもらい、自分の仕事を知ってもらうことです。伝えたいことが伝わるかを意識してポートフォリオを作り、SNSの発信内容を考えましょう。
クラウドソーシングサービスは、インターネット上で仕事探しから受注~報酬の受取まで完結するサービスです。フリーランス人口や、会社員の副業が増えたことから、利用する人が増えています。
エンジニアやデザイナー、ライター、データ収集の仕事まで、さまざまな案件が揃っており、その単価もさまざまです。内容の確かな案件もありますが、極端に単価の低い案件もありますので、案件を冷静に見極める力が必要です。仲介手数料がかかりますが、報酬未払いのトラブルを防げるのはメリットです。
エージェントサービスは、フリーランスと企業をマッチングさせるサービスです。近年フリーランスとして働く人が増えたことで、こうしたサービスが増えています。企業との契約を仲介してもらえるため、自分で営業しなくても契約が取れるのが最大のメリットです。また、細かい条件交渉をエージェントが行ってくれたり、フリーランスとしてのキャリア相談ができる点も他にはないポイントと言えます。
エンジニアやデザイナーのほか、ゲーム関連の案件が非常に多くなっており、今後、フリーランスの仕事探しのスタンダードになると考えらます。また、仲介手数料は企業側が負担するため、フリーランスは無料で利用できます。ぜひ活用したいサービスです。
フリーランスは、専門的な技術を持った人が多いのは事実ですが、未経験でもフリーランスとして仕事を受けられるケースもあります。その方法を説明しましょう。
未経験の場合、まず未経験OKの仕事を探す必要があります。知人から仕事を貰えればそれも経験になります。自分で探さなくてはならない場合は、クラウドソーシングサービスを活用しましょう。
数こそ多くないものの、クラウドソーシングには未経験OKの仕事もあります。まずはそうした仕事で経験を積み、徐々にステップアップしていくのが現実的な方法です。
ただ、そうした仕事は単価が低いケースが多いので、フリーランスになる前に副業として経験しておくなどの工夫が必要かもしれません。
エンジニアは専門知識と技術が何より重視される業種ですから、実務経験が重視され、未経験者が応募できる募集はなかなかありません。そのため、ほとんどの募集に「実務経験◯◯年」と記載する項目があります。
もし、エンジニアとしての技術を身に着けているなら、就職・アルバイトによる実務を経験するのが先決です。その中で、エンジニアとしての確たるスキルを身につければ、それがフリーランスとして働く下地となります。
なお、フリーランスの心強い味方となるエージェントサービスでは、クライアントとなる企業が、経験があり即戦力として業務に当たれるフリーランスを探していることがほとんどです。そのため、完全な未経験者が応募できるケースは極めて限られます。
上記で説明したように、クラウドソーシングサービスやアルバイト、就職先で経験を積みつつ、今の自分がどのような案件に応募できるのか、定期的にチェックをして、スキルを磨くことをおすすめします。
このコラムでは、フリーランスとしてできる仕事と、フリーランスが仕事を探す方法について解説してきました。
職種にもよりますが、このコラムを読んでいる方におすすめしたいのは、エージェントサービスの利用です。このコラムにたどり着いた方は、自分自身で探して依頼を受けた案件以外にも仕事をしたいと考えているはずです。
エージェントサービスでは、多くの企業が即戦力を見つけるべく募集を行っています。これらの多くは、個人の力だけではなかなか出会えない仕事です。経験と自信があるフリーランスであれば、エージェントサービスの利用を積極的に活用すべきでしょう。
また、エージェントサービスは、経験を積んでいる最中のフリーランスの味方でもあります。
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サービス名称:エクストリームフリーランス
サービス内容:フリーランスエンジニア・クリエイター向け案件紹介サービス
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