人気プログラミング言語「Python」がテーマ
社内勉強会「eaTech(イーテック)」Pythonを学ぶ 第2回レポート
JavaやC言語など、プログラミング言語といわれるものは、現在メジャーなものからマイナーなものまで合わせると、およそ200種類程あると言われています。しかし、IT技術のトレンドや新しい言語の登場で人気のプログラミング言語は年々変化します。
今回は、プログラミング言語の検索数を集計した“人気のプログラミング言語ランキング”で毎回上位をキープしている「Python」をテーマした、エクストリームの社内勉強会「eaTech(イーテック)」第2回eaTechの様子と合わせて、講師を務めたKenjiさんへ「Python」をテーマにした理由、講師を担当してみた感想などお話を伺いました。
出典:「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」
人気プログラミング言語「Python」がテーマ
業務終了後の研修室に受講者が続々と集まります。
今回のeaTechは人気プログラミング言語「Python」がテーマです。入門編と題して、全4回の講習でPythonの紹介から言語仕様の理解、ライブラリの使用と環境構築、受講者全員にAWSアカウントを付与し、PythonのプログラムをAWS Lambdaにアップロードするまでを学習していきます。
「皆さんの身近なところでもPythonは活用されています。例えば、YouTubeの検索機能です。Pythonはデータ抽出を得意とし、大量にある動画の中から適切なものを素早く抽出して、検索結果を一覧表示させる事が可能です。この時に使用するライブラリは…」と、Pythonの実装例を交えながら勉強会は進みます。
「ここまでで、何か質問はありますか?なければ進めていきますね。それでは、次は環境構築をしてみましょう。」
セクションごとに質疑応答の時間を設けて、丁寧に進んでいきます。
受講者たちは、前回と同様にハンズオンで作業に取り組みます。途中、分からない部分は講師のサポートを受けて、皆さんもくもくと進めていきます。
あっという間に1時間の勉強会が終了しました。研修のあとは、eaTech恒例の懇親会がスタート!
最終日のメニューはお寿司。フードのメニューは毎回アンケートを取って決めているとのことで、この懇親会を楽しみにしているメンバーも多いとか。
みなさん、お疲れ様でした!
Python入門編eaTech講師インタビュー
▲【Kenji】システムエンジニア
今回の勉強会で講師を務めた経緯を教えてください。
Kenji「社内でeaTech開催について話し合う機会があり、第1回目の「AWSの基礎を学ぼう」でやりきれなかった内容に“サーバーレス”があがりました。AWSLambdaであればシンプルで読みやすく生産性も高いPythonが学びやすいと考え、Pythonであれば私の現在理解している範囲であれば研修できると考え講師として手を上げました」
Pythonをテーマにした狙いについて教えてください。
Kenji「最近はAI開発や機械学習などでよく目にする言語ですし、ITエンジニアが取得したいプログラミング言語ランキングでも常に上位に名前があがる言語なんです。また、Pythonはコードがシンプルで専門的なライブラリも充実しており、記述方法が独特ですがコツを覚えてしまえば、様々なものに活用できます。実際に初心者から上級者まで扱いやすい言語であることから、社内にも普及させることで会社全体がスキルアップすることを期待し提案しました社内のメンバーにも勉強会をきっかけに覚えてもらえたらと思い選びました」
「Python入門編」は全4回の講座でしたが、開催にあたり気を付けたことなどはありますか。
Kenji「eaTechがまだ2回目ということもありましたので、1回目の「AWSの基礎を学ぼう」を踏襲する形式で進めました。どういったものに使用されているのか、Pythonの特徴からどのライブラリが使用されているのかなど、専門的な言葉を使わず、分かりやすさを意識しました。また、前回AWSのときの振り返りを参考に、誤入力にならないようにコピー&ペーストでできるように予めコマンドやプログラムも用意したりしました。あとは全4回なので、あまり詰め込み過ぎないように気を付けました」
今回の「eaTech」ではエンジニア以外の職種の方も参加されているのでしょうか。
Kenji「参加の募集自体は特に職種は限定しませんでしたが、結果的にはエンジニアが9割ほどで残りは営業でした」
講師を担当してみていかがでしたか。
Kenji「人に教えるのは究極の学びだなと感じました。間違ったことを教えるわけにはいかないので資料作成の時は必死でインプットしました(笑)おかげで、自分自身もPythonについてより理解が深まったと思います。Pythonといえば、よく聞く“機械学習”や“ディープラーニング”などは、時間的に触れることが出来なかったので、何かしらの形でみんなに提供出来たら良いなと思います」
今後のテーマについてはいかがでしょうか
Kenji「2回目の延長の声がでるようでしたら、実施してもよいかなとは思います。Pythonであれば機械学習やディープラーニングもありますので延長がなかったとしても私自身ももっと理解を深めていきたいというのもありますが、今後のテーマとして取り組みたいと思います」
Kenjiさん、ありがとうございました!
今回はエクストリームの社内勉強会「eaTech」第2回目の様子をお届けしました。
社員のスキルや知識を広く皆で共有する。 そうすることで、チームとして、また各個人としての仕事の成果を上げられるのではないでしょうか。次回の開催をお楽しみに!