「はじめてのGit」社内勉強会eaTech第4回レポート
今回で4回目を迎えた、社内勉強会「eaTech」。
過去には「AWSの基礎」「Python」「Linux」などをテーマに開催しています。
“技術を味見する”感覚で楽しく学ぶ”をコンセプトとして、エクストリームに在籍するベテランエンジニアやクリエイターたちが講師役となり、社員同士で学習する場を設けています。
今回のテーマのGitとはプログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムです。
2005年の開発以来、多くのソフトウェア開発に利用されています。
講師を務めたお二人に「Git」をテーマに選んだ狙い、講師を務めた感想、今後のeaTechについてお話を聞いてきました。
勉強会の様子と合わせてお届けします。
【社内勉強会eaTech第3回レポートはこちらをご覧ください⇩】
Gitとは?バージョン管理システムの歴史から解説
今回のeaTechもエクストリーム本社の研修室で行われました。業務終了後、参加者が研修室へ集まります。
「皆さん揃いましたね。まず、今回学習するGitについて学習を始める前に、Gitの生まれた経緯、バージョン管理システムの歴史についてお話していきます。」
「そして、生まれたのがGitです。複数の開発者がそれぞれのローカル環境にリポジトリを持つことができて、オフラインでもソースコードの変更や記録等の作業ができるようになりました。これが分散型と呼ばれる由来ですね。現在に至るまで、多くの開発現場で使用されています。」
バージョン管理システムの歴史について丁寧に解説し、最終日の3回目は、実際の業務でどのように使用されているのかを説明します。
「はじめてのGit」eaTech講師インタビュー
▲Chihiroさん(左)とKeisukeさん(右)
- 「Git」をテーマにした狙いについて教えてください。
Chihiro「普段からGitHubなど、Gitを簡単に使用できるプラットフォームサービスを使用している方は多いと思います。ですが、根本的なGitの仕組みを知ってる人は少ないのでは思いました。GitHubやGitlabなど、普段使っているサービスで何か不具合があったときに、それらの元となるGitの知識があれば何かあった時でも対応できるようになるかなとGitをテーマに選びました。」
- 学習のポイントや狙いはどんなところでしょうか。
Keisuke「Gitはエンジニアの方はもちろん、WEB関連の職種の人にとっても便利なものだと思います。例えば、HTMLやCSSなどを扱うWEBデザイナーやコーダーの人も、ソースコードをGitで管理することで効率的に作業を行うことができます。エンジニア以外の方にもGitがどんなものなのか、知識を共有して、Gitの仕組みを理解してもらい学習のきっかけになればいいなと思います。」
- 全3回の講座でしたが、工夫した点について教えてください。
Chihiro「Gitはコマンドの数が膨大で、それらをひとつずつ教えていくと10回では足らないくらいの講習会になってしまいます(笑)なので、Gitとはこういったものである事を説明し、やりたい事を実行するためにはどんなコマンドを使ったらいいか?など自分で学習するきっかけづくりになればとおもい3回の構成を考えました。」
Keisuke「ちなみに自分も業務で使ってますが、全部のコマンドを覚えているわけじゃないです(笑)」
Chihiro「自分は1回目と2回目の講師を担当しました。参加者にはエンジニア以外の職種の人もいたので、まずは、Gitとは何かを理解してもらう上で、なぜ誕生したのかを説明するためにバージョン管理システムの歴史について話しました。これの経緯を知る事でGitは何ができるのか、理解度が高くなります。」
Keisuke「自分は3回目の講師を担当しました。業務で携わっているの事例紹介を交えて、普段使わない特殊な使い方をしたケースや、そうした場合の対処方法など実際の業務寄りの内容を解説しました。」
- 講師を担当してみていかがでしたか。
Chihiro「自分のこれまでの経験上、講師のようなスピーカーを務める事が多かったので、今回が特別大変だったという感じではなかったです。
いつも通り(笑)ただ、毎回そうですが、間違った情報を教えるわけにはいかないので、資料作成の際は、改めてこの情報は正しいかどうか見直したり自身の復習になりました。」
Keisuke「自分は全く逆で(笑)Chihiroさんが1,2回で用語の説明や簡単な仕組みを説明してくれていましたが、難しい言葉を使わないように、はじめての人にも分かるように言葉選びには注意しました。資料作りや1時間の講習で話す内容、時間配分まで初めての経験だったのとても大変でしたがいい経験になりました。」
- 今後のeaTechのテーマについてはいかがでしょうか。
Keisuke「講師側じゃなんですが…個人的にはバックエンド向けのエンジニアに特化した講習会があれば受けたいです。」
Chihiro「デザイン寄りの内容は今までなかったので、例えばみんなが持っている自己紹介ピッチ資料の中で、誰のが一番見やすいかとか投票してみても面白いかもしれないですね。
自分が教えられることならどんなテーマでも大丈夫です(笑)」
- Chihiroさん、Keisukeさん、ありがとうございました!
今回はエクストリームの社内勉強会「eaTech」第4回目の様子をお届けしました。
普段の業務で何気なく使っているルールでも、成り立ちを知ることで理解が深まるのではないでしょうか。次回の「eaTech」の開催をお楽しみに!
当社では、社内研修制度・勉強会に注力し、スキルアップをサポートさせていただいております!
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