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EPARKペットライフ 代表取締役社長 垂井 俊邦様インタビュー

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2018年に株式会社エクストリームが資本参加した株式会社EPARKペットライフ (以下、EPARKペットライフ)。会員数3,000万人以上(2020年8月時点) の順番待ち&予約受付プラットフォーム「EPARK」の中でも、動物業界に特化したサービスを展開しています。今回は代表取締役社長の垂井 俊邦様に、事業内容やコロナ禍での変化、今後の展望について様々なお話を伺いました。

 

シェア40%を目指し成長中

 

▲ポータルサイト「EPARKペットライフ」

 

– EPARKペットライフのサービス概要を教えてください。

「母体である予約プラットフォームのEPARKの中で、動物事業に特化しているのがEPARKペットライフになります。動物病院・トリミングサロン・ペットホテルの施設情報を発信するポータルサイト「EPARKペットライフ」を運営しており、クライアントとなる施設側へ利用者様を送客するお手伝いをしています」

 

– 飼い主様にとって、どんなメリットがあるサービスなのでしょうか。

「お住まいの地域やペットの種類、施設の検索や空満情報の確認・予約までを一貫して行えるサービスを提供しています。飲食店や美容院は類似したサービスがありますが、ペット業界ではまだIT化が進んでいないところもあるため、未だポータルサイトが充実していないのが現状です。「EPARKペットライフ」を利用することで口コミからサービスの比較が確認できるなど、検索から予約までをスムーズに行えるユーザー体験をご提供しています」

 

– 動物病院など施設側のメリットに関してはいかがでしょうか。

「飼い主様同士の座談会を定期的に開催し、サービス改善のための意見を集めていますが、“待ち時間”については度々挙がる課題となっています。利用者様のニーズを反映しサービス改善に注力するのはもちろんですが、クライアントの課題解決のためにも弊社サービスの利用をご提案することで待ち時間の削減や機会損失の減少、集客数拡大など、大きなメリットになると思います」

 

– どのくらいの施設がEPARKペットライフに登録されているのでしょうか。

「国内のペット関連施設数は18,000以上あり、現在登録済みのクライアントは約4,300施設なので、シェア率は20%を超えている計算になります。直近の目標は一般的に独占と言われるシェア率40%ですね。新規参入が少ないブルーオーシャン市場ですので、まだまだ伸びしろはあると考えています。ただ40%以上のシェアを目指すとなると、情報管理や応対品質の低下にも繋がりかねないので、クオリティを担保しながら業界シェア率No.1を確実に取っていきたいです」

 

– まだまだ成長の余地を残した段階ということですね。

「そうですね。EPARKペットライフは現在の体制になってからまだ3年程度の若い企業ですので、今でもスタートアップのような気持ちで日々業務に打ち込んでいます。社員同士の距離も近く、活気のある社風だと思います」

 

 

グループ力を活かした「相互送客」が強み

 

▲代表取締役社長 垂井俊邦様

 

– EPARKグループならではの強みはあるのでしょうか。

「約3,000万人の会員スケールを活用した、相互送客が大きな特長です。例えばEPARKサービスで飲食の予約をしたユーザーに対し、近隣のトリミングサロンのクーポンを配信するといった送客施策が行えます。実際にデータを見ても、EPARKペットライフユーザーの6割は他のEPARK会員サービスを利用しており、自然な流れで別サービスのご提案が可能です。このような相互送客の仕組みを進めていくことで、将来的には「検索エンジンに紐づかなくなること」を目標にしています」

 

– 「検索エンジン紐づかない」とはどういうことでしょうか。

「業種をまたいで、EPARK内で口コミ比較や検索・予約を完結してしまうイメージです。例えば現状のEPARKペットライフのユーザー動線は、飼い主様が検索エンジンで近隣の動物病院を調べ、その結果を参考にEPARKペットライフから予約する流れが一般的です。ですがEPARKの各種サービスを横断して使う人がもっと増えれば、最適な情報をEPARK内でおすすめできるので、検索エンジンの順位に影響されにくい集客を実現できます」

 

– 検索エンジンはアップデートなどの仕様変更で検索順位が変わり、ビジネスに影響が出てしまうケースも多いと聞きます。

「弊社もそれによって良い影響を受けたこともあれば、苦い思いをしたこともありますので(苦笑)予測できないファクターを減らしていくことで、よりビジネスの安定感が増すと考えています。これらの情報の生態系が完成した時、EPARKペットライフ最大の強みになると思います」

 

 

コロナ禍で新たなニーズが発生

 

 

– 新型コロナウィルスの流行によって、ユーザーの反応に変化はありましたか。

「特に動物病院では、診察時の待ち時間にどうやって三密を回避するのかが重要になっています。紙の整理券を配って屋外で待ってもらうなどアナログな対応に頼っているケースもあるようです。それに対してEPARKはもともとお客様を待たせないためのサービスですので、三密を回避する手段として大きな引き合いをいただいております。今回のコロナ禍で施設側からシステムの使い方をもう一度教えて欲しいと連絡が来るケースも増えていますね」

 

– これまでは待ち時間が長くても、大きな問題になっていなかったのでしょうか。

「今までは「そういうものだから仕方がない」と飼い主様に受け入れられていた部分があったのですが、その認識が施設側・飼い主様側の双方で大きく変化しています。弊社の事業としては大きなチャンスでもあるので、スピード感を持ってサポートして行きたいと考えています」

 

 

ペット市場の変化に最適なサービスを提供

 

– 動物市場の変化について、事業への影響はいかがですか

「直近5年のペット飼育頭数は横ばいから減少傾向にありますが、一方で動物病院は微増傾向にあります。当然、動物病院にとっては競争が激化します。そこへコロナショックが来てしまったので、今後のペット関連施設は差別化によって飼い主様に選ばれることがますます重要になるのではないでしょうか」

 

– そうなると、口コミで施設のサービスを比較できるEPARKペットライフのサービスがより求められますね。

「飼い主様にとってペットの健康管理やトリミングなどのケアも生活するうえで重要になります。競合施設の増加やコロナ対策などの影響もあり、サービスや待ち時間の他にも飼い主様が施設を選ぶ際の項目が増加しており、施設側も変化せざるを得なくなっているのではないでしょうか。検索から比較検討、予約までをワンストップで行える弊社のサービスは時代のニーズとマッチし、非常に注目されています」

 

– エクストリームという全く業態が異なる企業とのつながりに期待することはありますか

「私の中ではようやくサービスサイトがスタートラインに立った程度という認識なので、もし競合の類似サービスが出た時にはそこに勝っていかないといけません。例えばリピートを獲得するならアプリも重要ですが、そういった開発の際にエクストリームのノウハウを活用できれば面白いことができると考えています。また、情報共有の点でも期待したいですね。IT業界の最新トレンドが蓄積されるエクストリームとの情報共有を進めていければ、ビジネスの可能性もさらに広がっていくと考えています」

 

 

予約のインフラとなるサービスへ

 

– 最後に、今後の展望を教えてください。

「前期の3月で営業利益の単月黒字化を達成しました。黒字幅が大きくなれば次の展開を生み出す余裕が生まれてきます。さらなる成長を目指すためには今後の1~2年が重要だと考えています。施設のホームページリニューアルなど副商材の利益も大きいのですが、その比率が高すぎるのは私たちが目指すビジネスモデルとは異なります。あくまでも、動物業界の予約のインフラとなるサービスを目標に、競合は関係なく、動物病院やトリミングサロンを利用する際は必ず「EPARKペットライフ」を経由するようなインフラを整えたいと思っています。その想いのもと、まずはシェア率40%を目指していきたいですね」

 

 

垂井社長、ありがとうございました。

将来的に更なる成長が期待されるEPARKペットライフ。今後の展開が楽しみです!

 

 

 

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