【フリーランスエンジニア特集Vol.3】

フリーランスエンジニアの仕事の探し方

#フリーランス

フリーランスエンジニア特集Vol.3となる今回は、「仕事の探し方」というテーマで、フリーランスエンジニアになると、どのようなルートで案件を受注することになるのか、その種類やそれぞれのメリット/デメリット、実際のサイトやサービスなどのまとめと共にご紹介します。

フリーランスの受注のルートは大きく分けると主に下の4つです。
・エージェントの利用
・クラウドソーシング系サービスの利用
・過去に在籍していた会社/会社の取引先
・友人知人からの紹介

 

 

エージェントの利用

マッチングを行ってくれるエージェントへ登録することにより、仕事を得る方法です。多くのエージェントが存在しており、IT業界の発展が進む昨今では、エンジニアに特化したエージェントも存在しています。案件を発注する企業側も受注する側も開発案件のルートとしては確実性が高いため通常のルートとしては利用者が最も多いと思われます。

 

メリット:
・営業等は基本的にエージェントが行ってくれるため、営業力は他のルートほどなくても問題ない。
・フリーランスとしての方向性の相談や、他のフリーランスの状況などもエージェントに相談できる心強さがある。
・自身のスキルに対し、適切な案件を紹介してもらえるため、ミスマッチが起きづらい。
・金銭面や条件面等の交渉もエージェントが行ってくれるので、込み入った内容もエージェントにお任せできる。
・万が一のトラブル時もエージェント会社が入ってくれるため、一人で解決しなければならないという状況にはならない。
・勉強会などフリーランスエンジニアの仲間に出会える機会がある

 

デメリット:
・エージェントの仲介手数料が必要
・エージェントにより対応の手厚さに差があったり、担当するエージェントによっても、経験値の高低、性格的なやりづらさなどを感じたりするケースも

常に案件が多く入ってくる状況である場合を除いては、エージェントの利用は、営業面、マネジメント面、リスクヘッジ面を考えると有効的だと思われます。

 

 

<エージェントの紹介>

■エクストリームフリーランス

https://www.extreme-freelance.jp

500名を超えるデジタル人材が社員として在籍しているデジタルクリエイタープロダクションエクストリームが運営するフリーランスのクリエイター・エンジニアに特化したエージェントサービス。

 

クラウドソーシング系サービスの利用

近年増えてきているのが、クラウドワークスをはじめとするクラウドソーシング系サービスです。エンジニア職以外でも活用するフリーランスは多く、一昔前までささやかれていたネガティブな印象は払拭されています。エージェントと違い、基本的には紹介/仲介は無く、自身で直接案件の検索・受注・進行を行う形式です。

 

メリット:
・SNS認証など、登録が簡単
・案件を自分で選べる自由さがある
・場所を問わずネット環境があれば完結できる案件が多い
・地方でも大都市圏の案件を請け負える

 

デメリット:
・エージェントに頼らない分、ある程度の営業スキルや交渉力が必要
・トラブル時はすべて自分自身で解決しなければいけない
・単価が安い案件が比較的多い
・発注側との関係性が築きづらい

 

デメリットが目立つように思われますが、活用の仕方次第で多くのメリットがあるルートです。働く場所を問わず、好きな量だけやりたい仕事が出来る身軽さは、フリーランスならではの働き方とも言えます。サービスによっては仕事の方式に差がありますので、自分にあったものを検討しましょう。

 

<主要なサービスの紹介>

■クラウドワークス
https://crowdworks.jp/
働く側のサポートとして、悪質案件の撲滅や適性報酬の取引促進など、適正かつ透明性を保つための仕組みが特徴の一つ。また、提携先は70万社以上と国内トップクラスで伊藤忠商事やYahoo! Japan、よしもとなどの大企業から経済産業省や埼玉県などの自治体と業種業態問わず提携先が幅広い。

 

■Workship
https://goworkship.com/
週1日~稼働の案件や、リモート可能、即日マッチング等、働く側の自由度が高い案件が豊富。また、案件成約時に1万円のお祝い金が貰えるなど嬉しい特典も。

 

■ランサーズ
https://www.lancers.jp/
日本初のクラウドソーシングサービスを始めた会社で、国内トップクラスの豊富な案件が魅力。大手企業からベンチャーまで、40万社以上の高い実績があるのも特徴の一つ。

 

 

過去に在籍していた会社/会社の取引先

フリーランスになるからには、在籍していた会社はもちろん、会社員時代に関係のあった会社/担当者との繋がりがいくつかある方が多いでしょう。フリーランスになりたての状況では、現実的にはこのルートが主軸になってくると思います。また、実績を積み上げていく意味では大切にしたいルートであると言えるでしょう。

 

メリット:
・既にある程度の人間関係があるため、お互いの勝手がわかっており、やりやすい環境であることが多い
・自身のスキルを正確に把握してもらえる状態で、案件に望める安心感がある
・良い仕事を続ければ、他の会社に紹介してもらえる確率も高い
・子育てなど働き方に関して何かしらの事情がある場合も、相談がしやすい関係性と思われる

 

デメリット:
・融通をきかせる動き方をする場合が多く、金額面では、比較的低めの金額での依頼となってしまうケースもある
・受注元が限られるため他の受注ルートとも併用していかないと、不安定な収入になりやすい

 

フリーランスは特に、金銭的、スケジュール的、仕様的な調整が多くなります。開発が仕事のエンジニアとは言え、「良好な人間関係による仕事のしやすさ」は非常に大事ですので、スキルアップももちろん重要ですが、長いエンジニア人生において、強い絆のある会社/担当者がいることは何事にも代えがたい価値となるでしょう。

 

 

友人知人からの紹介

友人知人はあくまでもプライベートの関係性ですので、あまり過度に営業感を出すことは避けたほうが賢明ですが、フリーランスになったことを身の回りの人に告げると、ひょんなことから相談や依頼が来ることがあります。
従来からの知人からのルートは宝くじのような側面がありますが、一方で、登録しているエージェントでの勉強会などで知り合ったエンジニア仲間の場合は、お互いに案件を紹介し合うなど、win-winの関係を築きやすいので、非常に堅実なルートとなるでしょう。

 

メリット:
・ほぼ指名での受注となるので、非常に効率的
・友人知人が決裁者、責任者の場合は、発注側の正確な情報を把握できる

 

デメリット:
・エンジニア以外の友人の場合は、要件定義が緩くなりがちのため、通常より丁寧に行う必要がある
・旧知の仲の場合、良くも悪くも関係性があるため、断りづらかったり、本音を言いづらかったりする場合も
・金額面も高額で請けられるケースはあまり聞かず、「友人価格」での依頼となってしまうケースも多い

知人経由で受注する、というのは不思議な感覚かもしれませんが、フリーランスという働き方ならではの経験と言えるでしょう。

 

 

まとめ

フリーランスエンジニアとしての働き方の正解は、人それぞれですので、4つのルートのどれが良くてどれが悪い、ということはありません。1つのルートに絞る人もいれば、いくつかを併用する人もいるでしょう。ご自身の状況や性格、特性などを考慮して、フリーランスエンジニアとしてより輝ける道を見つけてください。

 

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