エクストリームは多種多様なクリエイター&ITエンジニアが多く在籍する「デジタルクリエイタープロダクション」です。約400名を超すクリエイターたちはお客様の企業へ常駐したり社内での開発を行ったりと様々な場所で活躍しています。そんなクリエイターたちの情報共有ツールとして導入した「Confluence」。今回はエクストリームのクリエイターたちが「Confluence」をどのように活用しているのかご紹介します。
Confluence内では、いくつかのコンテンツがあり、クリエイターたちは好きなコンテンツにコメントをしたり、新たにコンテンツを作る事も出来ます。社内の部活動についてや、ゲームのレビュー、フリースペースでは雑談コーナーもあり、「好きな漫画教えて!」「通勤にちょっと役立つかもしれない電車の乗り方」など、ついつい見てしまうコンテンツが盛りだくさん。
コンテンツを読んでコメントしたり、いいねを押したり、まるでSNSのように気軽にコミュニケーションが取れる場となっています。
社員同士の交流の他にも、個人の蔵書やイベントなどでインプットした知識や技術をまとめ、Confluence内で共有をしています。どの職種の人がどんな学習をしているのか、早速見ていきましょう。
参考書籍:「Google Apps Script クローリング&スクレイピングのツボとコツがゼッタイにわかる本」
システムエンジニアのYuyaは、福利厚生の一つである技術書読み放題サービス「10xEng」を活用して「GASを使って業務を効率よく」する方法を学習しています。
業務でも触れる機会が多いスプレッドシートやドライブなどGoogleサービスをもっと効率良く利用できないかと考えGoogle Apps Script の基本操作と覚えて簡単なプログラムを組んでみました。
学習を通じて、参考書を読むだけでなくスクリプトを作成したり、実際に手を動かしてみる事で、エンジニアの業務以外のシーンでも使えそうな言語だなと感じたそう。今後は業務時間を大幅に短縮できるようなプログラムを組んでみたいとコメントしていま2.す。
参考ツール:ChatGPT
ゲームプログラマーのBOON PINGさんは、近年稀にみるスピードで発展する生成AIに注目し、AIツールを活用することで、より早く正確に業務をこなせるのではないかと考え「仕事にどのような影響を与えられるのか」をテーマに簡単なFPSのカメラ回転とキャラクター移動をChatGPTで試しています。
感想として、現時点ではAIへの指示は細かく詳細まで記述しなければならないことがわかりました。現時点では、AIツールで簡単な処理の基礎を作成しその後にプログラマーが処理を書き足し、そのソースコードをAIにレビューしてもらう使い方になるそう。
今後も発展し続けるAIを使用することで、業務効率の向上を考えていきたいとまとめています。
参考書籍:人体表現䛾幅が広がる ポーズ䛾美術解剖学(著者:加藤公太)、手+脚䛾美術解剖学(著者:加藤公太)
3DCGデザイナーのRyoは美術解剖学の書籍を参考に「絵を描くことを習慣づける」を目的として「描いて学ぶ美術解剖学」のレポートをまとめています。
学習方法は3週間・毎日1〜2時間、美術解剖学の全身ポーズ参考に筋肉の付き方を意識してトレース、お手本を見ながら影は筋肉の形に塗ります。他にも、手と足は3Dでも形状を作るのが難しい部位であり、解剖学の解説を見つつトレースしてしていきます。
毎日続ける工夫として、ボタンやダイヤルなどにキー入力を割り当てられる左手デバイスを用いてみたり、業務で使用しているPhotoshopではなくClipStudioPaintを使用してみたりと、学習環境も変えて取り組んでいました。
学習を終えて、普段自分が3DCGで「描く」のは「テクスチャを描く」であり、今回のように線を引くのとは手の動かし方が全く違うことがわかったそうです。今回の学習も3DCGの仕事へと活かして行きたいとまとめています。
これまでに紹介してきた、ツールを使用した所感や書籍を使った学習の他にも、イベントに参加したレポートも共有されています。
コロナ禍を経て3年ぶりのリアル開催となった2022年東京ゲームショウの視察レポート。ゲームプランナーのMitsubaはコロナ禍でゲーム業界がどう変わってきたのか、ゲーミング家具や防音室の注目度の高さや(2022年時点)同じゲームでもPC版とスマホ版など、デバイスによってUIの構成やアイコンサイズをしっかり計算しないと、ユーザーの体感が変わってしまうのではないか、その差異を含めてそれぞれのプラットフォームで展開していくときは注意しなければならない事などプランナーの目線からまとめています。
▲ビジネススキルや企画などのコンテンツも
今回ご紹介した他にも、ゲームやVRChatなどでよく使われているBlenderを使用したキャラクター制作の様子やReactを使用したアプリ開発の制作など様々なナレッジを共有しています。
情報共有ツールでありコミュニケーションツールでもある「Confluence」。クリエイターやエンジニアたちが自主的に学習した知識やスキルを「Confluence」で共有することで、エクストリーム全体の技術力の向上に一役かっているのではないでしょうか。