AC/DCとスコーピオンズどちらも世界的に大ヒットしたハードロックグループだけど、
AC/DCはオーストラリア出身で骨太なロックンロールで、
スコーピオンズはドイツ出身の叙情的なメロディを得意としたロックバンドで
その音楽性は同じハードロックといえどもかなり違う。
ただ、両者には珍しい共通点がある。
それは、両方共、兄弟のギタリストがいることである。
(スコーピオンズの弟ギタリスト、マイケルシェンカーはずっといたわけじゃないけど)
しかも、両方共、兄貴のほうがサイドギターなのだ。
ふたりのお兄さんともに、専門誌なんかでは、「抜群のリズム」とか言われてるが、
ハードロックで基本エイトビートなのでそんなに難しく無いと思うんだけど。。。
ソウル・ミュージックのギタリストである、
ナイル・ロジャースの16ベートのカッティング何かと比べたら全然簡単。
(ファンの皆さんごめんなさい。私の主観的意見だと思って聞き流して下さい。)
私は彼らはテクニック云々ということよりも、その愛に感銘を受けている。
どういうことかというと、
ハードロックバンドの花型であるリードギターを弟に譲り、兄、自らが引き立て役となる。
こんな素晴らしい兄弟愛は無いだろう。
これだけの世界的大スターになっても、
お正月に実家に帰って、お母さんとか、親戚から
「あなた、お兄さんだからもう少ししっかりしなさい!
弟に抜かれちゃうわよ!」
とか言われるのだろうか?
頑張れ、マルコム&ルドルフ!