エクストリーム代表にインタビュー!

佐藤社長が振り返る「池袋西口公園extremeイルミネーション」

#SDG's #インタビュー

 

池袋西口公園リニューアル後、初の試みとなったウィンターイルミネーションイベント『池袋西口公園extremeイルミネーション』はエクストリームが特別協賛企業として参画し、地元池袋の皆さまをはじめ各所からご好評の声をいただき、開催期間が約2週間延長されました。

 

豊島区が主催する池袋の夜を盛り上げるイベント「池袋ナイトライフイベント」と合同で行われた点灯式、エクストリームが主催する子ども向けのワークショップ『池袋デジタル寺子屋2019』で子どもたちが制作したデジタルキャラクターのARコンテンツ「こどもAR展覧会」や、テレビ朝日「グッド!モーニング」とのコラボARコンテンツ、行政・住民・メディアを巻き込む盛り上がりの中、2020年1月31日(金)に約1ヶ月半の開催期間に幕を下ろしました。

創業以来、「デジタルクリエイタープロダクション」として様々なことにチャレンジしてきたエクストリームですが、『池袋西口公園extremeイルミネーション』では「官民連携」や「地域貢献」など、また新たな一歩を踏み出しました。

今回はエクストリーム代表取締役社長CEOの佐藤に、イベントの反響から今後の展望、企業の地域貢献活動についてなど、多彩なトピックから『池袋西口公園extremeイルミネーション』を振り返ってもらいました。

 

 

地域の方からの反響を実感

 

▲株式会社エクストリーム 代表取締役社長CEO 佐藤昌平

 

– 『池袋西口公園extremeイルミネーション』終えた今の感想をお願いします。

 佐藤:「地元池袋の皆さまをはじめ、取引先の方々まで、様々な方面からご反響をいただきました。実施前にプロモーション効果をシミュレートしているとは言え、エクストリームの企画だときちんと伝わるのか、個人的に不安な部分もありましたが、想像以上の反響でした。ロゴに『うみにん』がいるおかげでしょうか(笑)」

 

 

▲大型ビジョンに映し出された『池袋西口公園extremeイルミネーション』ロゴやARコンテンツなど各所に『うみにん』が登場

 

– 反響を感じたエピソードなどありますか。

佐藤:「娘のお友達から、イルミネーションの写真を使ったクリスマスカードが届きました。お友達は池袋で習い事をしているそうで、イルミネーションの写真に「これ、○○ちゃんのお父さんがやったんだよね!すごいね!」とメッセージが添えられていました。

これはエクストリームの代表としても、父としても非常に嬉しかったですね!

また、エクストリームが主催する子ども向けワークショップ『池袋デジタル寺子屋2019』にご参加頂いたご家族から年賀状をいただきました。こちらも「楽しかったです。ぜひ次回以降も開催してほしい」とメッセージが添えられていました。地域の方々をはじめ、皆さまに対して、一つの思い出をご提供できたのではないかと思います」

 

– 来年以降の計画はあるのでしょうか。

佐藤:「ぜひ実施したいと考えています。可能であれば、もっとイルミネーションの範囲を広げてみたいですね。ただ、社内の経営会議でも常々確認し合っている点なのですが、どれだけ地域貢献をしても、本業でしっかりと利益を出さなければ本末転倒です。地域貢献と企業活動の良いシナジーをいかに生み出していくか、今後も追求していきたいです」

 

 

クリエイティブの力で、心を動かす

 

▲『池袋西口公園extremeイルミネーション』の様子

 

– ここで改めて「池袋西口公園extremeイルミネーション」の実施目的をご説明いただいてもよろしいでしょうか。

佐藤:「地域貢献と会社プロモーション、2つの目的がありました。まず1つが池袋への恩返しです。エクストリームは池袋を拠点にして15年経ち、私自身も25年ほど池袋で暮らしてきました。近年の池袋は、高野之夫豊島区長のリーダーシップの元で「国際アート・カルチャー都市」へとガラリと姿を変えています。そんな池袋の変遷と共に歩んできたエクストリームならではの地域貢献として、デジタルクリエイティブを組み合わせたイルミネーションを企画しました。ちょうど池袋西口公園がリニューアルオープンされる時期だったので、タイミングも非常に良かったですね」

 

– もう一つの目的、プロモーションについて教えてください。

佐藤:「企業としての存在感をどう向上させるのかが、ここ数年のエクストリームの課題です。そこでヒントになったのが『ラングリッサー』の成功でした。国際的なヒットタイトルになったおかげで「『ラングリッサー』のエクストリームさんですよね」とお声がけいただける機会が増えました。やはり企業の存在感を示すためには、分かりやすいアイコンのようなものが必要なのだと痛感しました」

 

– 「池袋でイルミネーションを企画したエクストリーム」と連想されるような効果を狙ったわけですね。

佐藤:「はい。大規模なテレビCMを展開して社名を連呼しても、見る人の心が動かなければ印象に残りません。その点イルミネーションやARは、思わずSNSでシェアしたくなる、幻想的な光景を生み出すことができます。さらに、子ども向けのデジタルワークショップ「池袋デジタル寺子屋2019」と連動させることで、地域貢献に繋がると考えました。我々のようなIT系企業では人材確保が重要ですが、求職者の方にとっても、エクストリームを「デジタルで地域に貢献する企業」として、何か面白いことができそうだと期待してもらえれば嬉しいです」

 

▲イルミネーション内のARコンテンツ『こどもAR展覧会』には、エクストリームがIPを保有する『ラングリッサー 』『うみにん』『超兄貴』のキャラクターも登場。

 

 

官民連携で、新しいチャレンジを仕掛けたい

 

 

– 企業のCSR活動としても注目されています。

佐藤:「こう表現するのが適切かわかりませんが、私は企業の利益を税金以外の部分で社会に還元することに、一種のおこがましさを感じていました。国や自治体の皆さまが必死にがんばっている中で、私たちには何ができるのだろうと。

近年は「ESG(Environment/環境・Society/社会・Governance/ガバナンス)」の取り組みや「SDGs(持続可能な開発目標)」など、社会を構成する一員として、企業が社会問題と向き合う姿勢が注目されています。エクストリームとしても、2019年12月に経団連に加入し社会的責任が求められる立場となり、より一層こうしたテーマに積極的に取り組む必要があると感じています。

今回の『池袋西口公園extremeイルミネーション』や『池袋デジタル寺子屋2019』の開催を通して、皆さまにデジタルクリエイティブの感動体験をご提供でき、私の肌感覚ですがひとつの地域貢献ができたのではないかと感じています」

 

– 再開発が進む池袋ですが、地域との連携について、今後はどのようにお考えでしょうか。

佐藤:「今後とも継続的に官民連携による地域貢献のお手伝いをしていきたですね。先ほどのESGへの取り組みの話とも繋がりますが、官民が連携することで、より効果的に地域社会の発展に貢献できると考えています。どのような形になるのかはわかりませんが、デジタルテクノロジーやエンターテイメント分野のノウハウをご提供することで、活気あるまちづくりをサポートしていきたいです。

『池袋西口公園extremeイルミネーション』は、エクストリームとしても新たなチャレンジとなりました。装い新たに生まれ変わった池袋西口公園を舞台に、拠点である池袋の皆さまと冬の思い出を共創でき、非常に嬉しく思います。もちろん事業の中で利益を出していかなければ、地域貢献活動を続けていくことはできません。

エクストリームではベトナムのIT人材を活用したオフショア開発事業を行うグループ企業「株式会社エクスラボ」の設立など、池袋を拠点としながら、グローバル規模で事業を推進しています。今後もエクストリームはお客様のビジネス課題の解決のため、高品質なデジタルクリエイティブをご提供し、SDGsに代表される社会課題の解決に貢献すべく事業活動を展開していきます」

 

 

最後に、開催にご尽力いただいた豊島区の関係者の皆さま、地域の皆さま、そして『池袋西口公園extremeイルミネーション』をお楽しみいただいた皆さまに対し、厚く御礼申し上げます。今後とも池袋の「デジタルクリエイタープロダクション」エクストリームをよろしくお願いいたします。

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