株式会社ドラガミゲームス安田善巳氏インタビュー

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2022年、エクストリームグループの新たな仲間として「株式会社ドラガミゲームス」が加わりました。今回は、株式会社ドラガミゲームス発足を記念して、同社代表安田善巳氏にお話を伺いました。ドラガミゲームスのご紹介から、リメイク版のリリースが発表された「ロリポップチェーンソー」など、単独インタビューの様子をお届けします。

 

これまでの経歴とご自身に関して

 

 

▲エントランスにはドラガミゲームスのタイトルが並ぶショーケース。

 

– 経営者兼ゲームクリエイターというゲーム業界でもユニークな肩書きで長きにわたり仕事をされていますが、ゲーム業界歴は、どれくらいになられましたか。

 

安田善巳氏(以下、安田氏):今年で20年目を迎えました。

 

– ゲームの仕事に関わるきっかけはいつ頃からでしょうか。

 

安田氏:はじめてゲーム関連の仕事に関わったのは、今からおよそ40年前、1980年代の後半です。当時、私は日本興業銀行の産業調査部に在籍しており、通産省(現在の経済産業省)からの委託調査で、「ゲームソフト産業の資本市場調達に関する調査」を担当しました。そのご縁で、ナムコの創業者である中村雅哉さんやセガの社長をされていた中山隼雄さんをはじめ、ゲーム業界黎明期の創業者の方々より、ゲームビジネスの話をお聞きする貴重な体験をさせて頂きました。

 

– これまで数多くのゲームを開発されてきましたが、ゲームクリエイターになろうとされたきっかけは何ですか。

 

安田氏:ゲーム開発プロジェクトは、年々大規模化が進み、開発費は、かつての数億円からいまや数十億円までプロジェクト規模が拡大し、リスクとリターンの振れ幅が大きくなったため、ゲーム開発プロジェクトの企画や運営に対する重要性が一層高まる時代を迎えています。私は、もともとゲームが好きでしたし、企画、開発からパブリッシングまでプロジェクト全体を指揮しプロジェクトを成功に導くプロデューサーの仕事にやりがいと魅力を感じ、ゲーム業界に転職しました。

 

– ゲームクリエイターとしてデビューされたのは、どんな作品ですか。

 

安田氏:モンスターファームのプロデューサーを担当したのが、出発点です。

 

– これまででもっともタフなご経験をひとつあげるとすれば、何でしょうか。

 

安田氏:20年間もプロデューサーをやっていますと、実に色々な経験をしますが、私が最も印象に残っているのは、ある開発プロジェクトについて、開発途中で大手パブリッシャーよりキャンセルをされてしまい、新たなスポンサーを探して世界中のパブリッシャーを訪ね歩いたことです。会社が倒産してもおかしくない規模のプロジェクトでしたので、当時は、死に物狂いでした。この開発プロジェクトについては、やれることをやり切ってそれでもだめなら責任をとろうと開き直って臨んだことが功を奏したのか、幸運にも新しいパートナーに巡り会え、無事、開発を終了し、発売することが出来ました。このことが契機となり、私は、ゲーム開発について考え方を変えました。それ以降は、共同開発ではなく、開発の全てについて自分が責任をとれる完全内製の開発チームを育てることに方向転換をしました。

 

ドラガミゲームスについて

 

– ドラガミゲームスにはどのような開発スタッフが在籍していますか。

 

安田氏:現在、約30名のスタッフといっしょにゲーム開発を行っていますが、50代のベテランから20代の若手まで幅広い年齢層のスタッフが働いています。職種で言いますと、プログラマーの人数が多いですね。

 

 

–  人気タイトル「ロリポップチェーンソー」のリメイク版制作が発表されましたが、現在の制作状況はいかがでしょうか。 

 

安田氏:ロリポップチェーンソーのリメイクプロジェクトは、私といっしょにオリジナル版を開発したオリジナルスタッフやドラガミゲームスの開発スタッフと手を組んで取り組んでいます。 当時の開発データに触ってみると、「こんなにテンポが遅かったのか」とか「ベースボールのミニゲームはバランス調整が不十分だった」など、反省するところが少なからずあり、今回のリメイクでしっかりと修正したいと思います。開発は順調ですので、完成を楽しみに待っていてください。

 

– 恋愛シミュレーションゲームやアドベンチャーゲームについても開発経験が豊富ですが、今後の取り組みはいかがですか。

 

安田氏:ファンの皆様よりリクエストを沢山頂戴しているのが、GOD WARS2、ルートレター2、そして恋愛シミュレーションゲーム新作の3タイトルです。いずれも、日本で生まれたお家芸的ゲームジャンルですし、ドラガミゲームスを象徴するゲームIPであると自負しています。目下のところ、ロリポップチェーンソーリメイク版の開発に取り組んでいますので、すぐにとはいきませんが、開発スタッフ全員がファンの皆様の期待に応えていきたいと考えています。個人的には、ドラガミゲームズがスタートアップ期から安定成長期に向かうタイミングで、シリーズ作品の最新作が実現出来れば良いなと思っています。

 

今後の展望

 

– ドラガミゲームスが目指す、会社としての目標を教えてください。

 

安田氏:これからも、日本のゲーム会社である個性を大切にし、世界市場を視野に入れたオリジナルゲームの企画・開発に積極的に取り組んでまいります。そして、やりがいのある仕事にチャレンジしながら開発チームや開発スタッフと共に成長したいと思います。

 

– ドラガミゲームスの新しい挑戦はありますでしょうか。

 

安田氏:現在、新しいプロデューサーを迎えるなど、開発体制の強化に取り組んでいます。タイトル発表はまだ先になりますが、ドラガミゲームスの新しい挑戦にも、ご期待ください。

 

 

▲オフィスにはGOD WARSというタクティクスRPG作品の東京ゲームショーステージにて描かれたヤマタノオロチ絵ライブペイントが飾られている。

 

 

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