真保裕一さんの「ローカル線で行こう!」という本を読みました。
だいぶ前だけど新聞に書評が載っていて、いつか読みたいと思っていた本です。
書評のどこに引っかかったかっていうと、
新幹線のアテンダント(「アイスクリームいかがですか?っていう、売り子さんです。)が、
廃線まじかのローカル線の社長になって会社を立て直すっていう話だと書いてあったので、
同じ社長業の端くれとして、小説ながらも何か参考にならないかなと思っていました。
読んでみて、
非常に参考になりました!
小説の中のストーリーやそこで試される企画が参考になったっていうより、
この社長の突拍子もないものをまずやってみるとか、
自分をどう見られていて、それをどう演出するかっていうような部分は、
気づかされる部分が多々ありました。
今のコンテンツ産業(ゲーム、音楽、シナリオ等々)はインターネット出現以降、
「ただ(FREE)」という考え方が当たり前になってきています。
そのあたりも、業界は違えども、
逆手にとって売り上げに落とし込むみたいなことが、
うまくストーリーになっています。
小説としても、非常にキャラ立ちしていて面白いので、
時間があったら読んでみてください。