私が最初に(広義の意味の)IT業界に入ってきたのは、かれこれ35年ほど前に「ゲーム音楽等の制作」という募集広告に応募し、カセットテープと履歴書を持参して入社できたことがきっかけでした。
しばらくして、ゲーム開発のプロジェクト任されるようになり、その時にフローチャートの存在を知りました。
雑誌の人柄タイプ診断のようなもので簡単なそれには触れていましたが、プログラムを組むために書かれるような複雑なフローチャートはその時に初めて勉強しました。そしてプログラマーにプログラムを組んでもらうアルゴリズムなどをフローチャート化する技術を習得しました。
当時一緒にプロジェクトを組んだプログラマーに「コンピューターはいっぺんに2つのことが出来ない。だから、正しいフローチャートを制作することが重要だ」と教えてもらいました。
それこそ普通の人は2つのことはいっぺんに出来ません。
あれから、30年近くが経ち、その間、夢を実現したいという願望や、面白そうな企画、はたまた、いろんな問題や課題にも直面してきました。
その時々に、まず内容や、やるべき事柄を細分化し、順序付けて処理できるよう、事前に考えて(設計して)行動することを、あのときに勉強したフローチャートに教えてもらいました。
私の人生においてフローチャートを知ることが出来たのは財産です。
9月になりましたが、うちのハイビスカスはまだいっぱい咲きそうです。