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池袋のeスポーツの「聖地」、LFS池袋を直撃!

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当社エクストリームは創業から今日まで一貫して東京・池袋に本社を置く会社です。そのため池袋のディープな雰囲気や文化に影響を受けながら、会社のカルチャーを発展させてきました。また、エクストリームを育んでくれた池袋に恩返しをするべく、最近では「池袋デジタル寺子屋」など地域活性化プロジェクトにも取り組んでいます。当社は「池袋の地元企業」としても存在感を発揮していきたいと思っています。

 

さて、そんな池袋に今年、とあるお店がオープンして話題になりました。JR池袋駅東口を出て徒歩5分ほどのところにある「LFS(ルフス)池袋 eスポーツアリーナ」(以下LFS池袋)というお店です。名前から分かるとおり、eスポーツをテーマにしたお店です。

 

▲明治通りから少し入ったところにあるLFS池袋

 

eスポーツが盛り上がり始めたばかりの日本では、「eスポーツ」をテーマにした施設やお店は東京でもまだ数箇所しかありません。LFS池袋はそのうちの一つで、おそらく池袋では唯一の存在ですが、いったいどんなお店なのでしょうか? eスポーツプロジェクトを始めた池袋の会社・エクストリームとしては確かめにいかないわけにはいきません。

 

エクストリーム社員を数名引き連れてLFS池袋を訪問したところ、運営会社である株式会社サードウェーブの広報担当・勝亦様にインタビューをすることができましたので、その内容をお届けします。

 

▲勝亦様(LFS池袋の入口をバックに)

 

エクストリーム

「『LFS池袋 eスポーツアリーナ』は店名にもある通りeスポーツに関するお店だと思うのですが、どういうお店なのでしょうか?」

 

勝亦様

「当店ではPCをお客様にお使いいただけるという点でネットカフェに近いところもありますが、特長はPCと空間がeスポーツのプレイと観戦に特化していることです。LFSというのは “Looking for Squad” の略で、これは『一緒にやろうぜ!』という意味になります。eスポーツの『チーム』や『仲間』を求めている人たちのお店、というのがコンセプトです」

 

エクストリーム

「LFS池袋のWebサイトによると、このお店は『eスポーツの聖地』を目指しているということですね。『聖地』というのはつまり、どういう場所としてイメージすればいいのでしょうか?」

 

勝亦様

「ずばり『eスポーツを求めて、みんなが集う場所』を目指しています。LFS池袋に行けば何か面白いことができる、LFS池袋にいけば仲間と出会うことができる。そういうふうに皆様に思ってもらって、みんなが集う場所になる。聖地というのはそういうことだと思っています」

 

エクストリーム

「そんな『聖地』の場所として池袋を選んだ理由は何でしょうか」

 

勝亦様

「池袋は、もとからサンシャインや乙女ロードの存在があってサブカルチャーの影響が濃い街で、東京だけでなく埼玉など近郊の街からも面白いものを求めて若い人がたくさん集まってくる場所ですが、そういう場所だからこそ弊社もこういった施設の運営に挑戦してみました」

 

エクストリーム

「『聖地』であるために、具体的にどんな店作りをされていますか? 設備やシステムを教えてください」

 

勝亦様

「当店は “ハイエンドゲーミングPC”を最大で100台設置できます。PC本体だけでなく、モニタもリフレッシュレート240hzの最高レベルのものを使い、グラフィックボードにマウスやキーボード、ゲーミングチェアにいたるまで、本格的なゲームを楽しみたいお客様に満足していただくための機器が揃っています。お客様はあらかじめ『チャージ』した時間の分だけこれらのデバイスでプレイすることができます。3時間チャージだと1,000円、7時間チャージだと2,000円ですが、一般的なネットカフェなどの料金体系と違い、チャージした時間を複数回の来店にわけて使うことができます。初回来店時に7時間チャージして2時間遊び、次の来店時に2時間、その次の来店時に3時間遊ぶという具合ですね。お金を払うのはチャージのときだけです」

 

エクストリーム

「LFS池袋を運営されているサードウェーブグループは、PCや周辺機器の販売店『ドスパラ』や、ゲーミングPCブランド『GALLERIA』で有名です。このお店も御社が手がける最高レベルのデバイスが揃っており、それを体験できる場所と理解すればよろしいでしょうか?」

 

勝亦様

「それだけではありません。もちろんハイエンドゲーミングPCでゲームをプレイされるためにお一人で来店される方も多いですが、当店の特長は、先ほど申し上げた通り『チーム』でプレイするのに適した環境をご提供していることです。学生や社会人の同好会の方々はもちろん、プロのeスポーツチームの方々もいらっしゃいます。ゲーマーの方は自宅に自分にとってベストな環境を整えている場合も多いですが、チームでプレイするとなると意外と設備に困るものです。当店のようにハイエンドPCが複数揃っていて『みんなで楽しめる、練習できる』環境は他にあまりありません」

 

「さらに当店は、『プレイする』だけでなく『eスポーツ大会開催と観戦』にも最適な設備を揃えています。当店には他の席と厚いガラス壁で仕切られた『静音ルーム』が2ヶ所存在するのですが、大会の際にはここが選手のプレイルームになり、観客の方には前方ステージの大型モニタに映されるゲーム画面といっしょに、ガラス越しに選手がプレイしている様子を見ることができます。もちろん、プロの大会だけでなくコミュニティ大会などでもこういった施設をお使いいただけます」

 

▲大会の際には “SOUNDPROOF PLAYING ROOM” が選手のプレイルームとなり、その他の席は観戦スペースになる

 

「大会を開く場合の貸切、半貸切についてはご相談いただければ対応します。一般の方が少人数もしくはお一人でふらりと立ち寄ってもらうのにも、本格的なイベントを開くのにも両方しっかり対応しているので、eスポーツに興味のある人はどなたでも、ぜひお気軽にお立ち寄りください」

 

インタビュー後、同行したエクストリーム社員たちと実際に時間をチャージして利用させてもらいました。最高のデバイスと空間でプレイしていることもあって自然とプレイに熱が入り、連携のためのコミュニケーションも活発になります。こんな場所でぜひ社内eスポーツイベントや、さまざまなコミュニティ大会を開いてみたいと思わせる場所でした。

 

日本では、ゲーム――特にeスポーツタイトルになるような本格的なゲーム――は部屋にこもって黙々とプレイするものという印象を持っている人が多いかもしれません。一方で欧米や韓国ではLANパーティー(みんなでPCを持ち寄ってオンラインゲームをやる集まり)や「PC房」と呼ばれるゲーミングPCカフェが普及していることもあって、ハイスペックマシンの必要な本格ゲームであっても「みんなで集まってプレイする」環境が整っており、それが今日のeスポーツの盛り上がりにつながったといえます。

 

LFS池袋のようなお店は、日本でも「みんなで集まって本格ゲームをプレイする」環境を提供してくれる、現状では数少ないスポットです。ということはつまり、「本格eスポーツ」を「チームプレイ」するという他でなかなか味わえない体験ができる店ということです。みなさんにもぜひとも実際に足を運び、体感してほしいと思います。

 

▲ハイエンドゲーミングPCがずらりと並ぶ様は壮観

 

LFS池袋 eスポーツアリーナ

東京都豊島区東池袋1-43-6 D-BOX 地下1階

https://www.lfs-esportsarena.jp/