エクストリームが未来のデジタルクリエイターを育成

3Dホログラムをつくって遊ぼう?!「池袋デジタル寺子屋」実施レポート

#SDG's #会社制度

ここはエクストリーム社内のインキュベーション施設「Co-CORE」。

 

「うわ、おしゃれだな〜」

「パパ、あそこに置いてるゲーム機、僕も欲しい!」

 

 

本日は子どもたちにデジタルクリエイティブの楽しさを伝えるための子ども向けワークショップ「池袋デジタル寺子屋」の開催日です。

 

本イベントは池袋西口を中心とした地域活性化活動を行うNPO法人ゼファー池袋まちづくり(以下ゼファー)とエクストリームが共催しており、講師はエクストリームのクリエイター3名が担当します。

 

 

3Dホログラム映像をつくろう!

今回制作するのは「3Dホログラム映像」。

 

材料・準備する道具はこちら↓

① UV展開済みの3Dモデル

② 3Dモデルのモーション

③ アクリル板

④ ペン

⑤ セロハンテープ

⑥ スマートフォン

 

 

こちらが3Dホログラムの完成イメージです。

 

 

3Dモデルを扱うソフトウェアを使用するために研修室に移動。いよいよ制作開始です!

 

 

制作開始!

メイン講師を務めるクリエイターが3Dの概念について身近なサイコロに例えて説明。ちょっと難しかったかな?

 

 

ちなみに、今回のホログラム映像のモデルとなるのは、池袋の商店街から生まれたキャラクターの「えんちゃん」。

 

まずはそのえんちゃんの「UV展開図」を紙に出力し、塗り絵の要領で色を塗っていきます。

 

縞模様に塗ったり、こだわりを持って塗ったり、塗り方にも個性が出ますね。

 

 

えんちゃんの「UV展開図」はこちら↓

 

 

優しい口調で積極的に子どもたちとコミュニケーションを取るクリエイターの姿は、ちょっと新鮮です。

 

 

塗り終わったUV展開図をデータ化し、3Dモデルにテクスチャとして適用します。

 

さっきまで自分が塗っていた色が画面の中の3Dモデルへ再現されると、子ども達は大喜び!

 

 

すでに盛り上がりを見せる会場ですが、続いては投影する映像の制作です。

 

それぞれが好みのモーションを3Dモデルにつけて、映像をつくります。

 

ジャンプしたり体操をしたりと、3Dモデルならではの自由な動きに、子ども達の笑い声があがります。

 

 

 

忘れてはいけないのが、3Dホログラム映像を移すスクリーン=反射板の制作です。

 

材料は台形状にカットしたアクリル板。こちらを4枚組み合わせ、逆ピラミッド状に貼り合わせます。

 

 

さあ、ワークショップもいよいよ終盤。ホログラム投影の瞬間です。えんちゃんの映像をスマートフォンで表示し、その画面の上に反射板を重ねると・・・

 

 

 

 

ホログラム映像の完成!

 

 

 

 

 

反射板の中に映像が浮かぶ、何とも不思議な光景です。

 

「浮いてる!」「かわいい〜!」自分達で色を塗ったえんちゃんが浮かび、そして動き回る様子に、子ども達も大興奮。

 

保護者の皆様も様々な角度から眺めて楽しんでいました。

 

デジタルとアナログを行き来するクリエーションを楽しんだ本イベントは、終始和やかな雰囲気で進行されました。

 

 

 

「日本のデジタルクリエイティブ産業を盛り上げたい」

本イベントはエクストリームとゼファーの共催イベント。

 

(左)NPO法人ゼファー池袋まちづくり 理事長 小林俊史

(右)株式会社エクストリーム 当社代表 佐藤昌平

 

■当社代表 佐藤のコメント

「今回は子ども向けでしたが、少しでもデジタルクリエイティブに関心を持つ若い世代が増えて欲しい、という想いで開催したイベントです。日本のソフトウェア産業で、グローバルに通用しているサービスは多くありません。世界で通用する事業が生まれるために大切なのは、クリエイターの層が厚くなること。今回のように、我々だけではなくいろいろな人たちと連携の輪を作り、池袋からデジタルクリエイティブの世界を盛り上げていきたいと考えています。」

 

■ゼファー 小林理事長コメント

池袋の様々な施設をギャラリー化する「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」を主催するゼファーの 小林理事長は「絵画や彫刻といった美術作品だけでなく、デジタル分野のアートにもなんらかの形で携わりたいと思っていましたが、技術や知識が無いので困っていました。エクストリームさんとタッグを組むことでこのようなワークショップを開くことができ、非常に嬉しく思っています。」

 

■ご参加頂いた子どものコメント

「映画やゲームのCG映像や、プログラミングに興味があるので参加しました。3Dキャラクターは、画像データの「骨」の部分で動かすこと、色や模様をつけるときには、「展開図」で色づけするところが、工作やプラモデルみたいでおもしろかったです。自分の好きな色を塗ったキャラクターがホログラムで浮かび上がった時は、とても嬉しくて、「スゴイ技術だ!」と思いました。大変そうだと思いましたが、映像クリエイターの仕事をしてみたいと思いました。」

 

■ご参加頂いた保護者様のコメント

「本格的なソフトを使用させていただいたので「想像より簡単にできるんだ」という部分と「思っていた以上に複雑」という部分があり、アイデアを形にするデジタルクリエイティブの奥深さを子どもながらに体感できたように思います。興味を持っている仕事の様子が具体的にイメージできたようで、貴重な経験となりました。」

 

 

エクストリームとゼファーの想いがひとつになって生まれた本イベント。

 

終了時には「ジュニア・デジタルクリエイター認定証」が子どもたちに手渡されるサプライズもあり、最後まで笑顔が絶えない1日となりました。

 

今後もエクストリームでは様々な取り組みを通し、池袋エリア、そして日本のデジタルクリエイティブを盛り上げるための活動を続けていきます!

 

池袋デジタル寺子屋とは?

 

池袋発!世界へ、未来へ。子どもたちの無限の可能性を引き出すために、NPO法人ゼファー池袋まちづくり、そして池袋に本社を構えるデジタルクリエイタープロダクションのエクストリームが一体となって、子どもたちにデジタルクリエイティブ学べるチャンスを提供するワークショップです。

 

まちかどこども美術展

 

 

制作した3Dホログラムは豊島区庁舎1階のとしまセンタースクエアで開催された「まちかどこども美術展」にて展示されました。本展示会は豊島区在住の小・中学生による、絵画・立体・映像作品の美術展です

 

豊島区庁舎を訪れた大勢の方々に、子ども達の作品を見て頂きました。

関連する記事